neego(ニーゴ)の詳しいプロフィール

「フランスという国から賢く生きる為のヒントを掴みたい」

そういう想いから、好きな事=書くこと(ブログ)を継続していこう。と奮起したneego(ニーゴ)の少し詳しいプロフィールと、ブログを始めた理由を綴ります。良かったら読んで下さい。

1981年生まれ

子どもの教育・国際交流関連のNPOを経て、街づくり社会教育の企画、出版社にデパート一角の運営やイベント企画運営に従事

2010年2月に、先にフランスで仕事をしていた日本人の旦那との結婚を機に学生ビザでフランスへ移住

簡単な挨拶レベルのフランス語で入国したので、語学学校に通いながら仕事を始めました。

翌年に長女を出産を機に仕事を辞め、2012年にパリ近郊へ引っ越しました。

その後、2人の子宝にも恵まれ、家族5人で何とかフランス生活を楽しんでいます。

「常に頭の中がぐちゃぐちゃ」生き急いだ日本での20代

小さい頃から適当で、持ち前のズル賢さで、階段を2段飛ばしで駆け抜ける様な生き方をしてきました。

大学を1年休学し、3ヶ月だけ出稼ぎをして貯めた30万で、8ヶ月間のロンドン留学を経験しました。

帰国後は、NPOの活動にのめり込み、その頃から就職後までがむしゃらに働きました。徹夜や月に1度も休みが無いのは当たり前、お盆も正月も働き、ご飯を食べる時間も惜しく、コンビニ弁当を車内で食べ、真夜中に家に帰る頃には精魂尽き果て、家の駐車場で車内で寝てしまうというような日々を数年走り続けました。

寝る暇を惜しんで活動していると、さすがに精神的にも肉体的にも限界が来ました。健康状態は最悪で、やせ細り、肌も髪のパサパサ、そして万年の咳喘息。常に手足の冷えにも悩まされました。

躁状態に陥り、月に1度あったら良い休みの日の前日は、酒を浴びる様に飲み、クラブで朝まで踊り、二日酔いで寝込むという様な最悪な生活をしていました。

また、その時期に2度の交通事故で車を2台共廃車にしました。最初の事故は居眠り運転で対向車と正面衝突。2度目は時間に追われ、不注意になり、十字路で左側から来た車と出遭いがしらの衝突。相手に大きな怪我が無かったことが幸いでした。

やり甲斐のある仕事から離れられず、でも、「このままいくと人生破綻するな」とうすうす気づいていました。

結婚を機にフランスへ 環境を変えても人間は変わらない

フランスで先に働いていた日本人の旦那との結婚を機に2010年2月にフランスに移住。パリに来て最初の頃は語学学校に通いながらパン屋さんで働いていました。初年度で妊娠が発覚。フランスに来て仕事の基盤を先に作るつもりでしたが、ここは神様からの授かりもの、出産を目前の2011年6月に仕事も学校も辞めました。

そこではフランス語初級のままでの壮絶な出産を経験し、ゆっくりとした子育てライフが始まりました。生活スタイルも激変し健康的になり、このまま私もいい感じになっていくかも・・・。

しかし、最初の数年で2度のスリ被害にあります。フランスでのスリ被害は、かなり大事になります。警察に被害届を出し、滞在許可証や銀行のカード等、家の鍵、全てを再発行し、揃えていく作業。全てが揃うのに半年以上掛かります。それを2度も繰り返す私の人間性。「気をつけていたつもりなのに・・。」一度目の反省から学んでいない、交通事故を起こしていたあの頃と何も変わらない自分に愕然としました。

環境が変わり、人間も変わったと思っていた甘い自分に失望しました。

環境が変わっても考え方を変えないと、人間は変わらない。

しかし、今回は状況が違います。新しい家族が居るのに、こんな自分では駄目だ。やっと今まで避けてきた自分と向き合う作業が始まりました。

「日本の良き母親像」からの開放

フランスで自分の好きな事を仕事にしている私の旦那は、好きなものを食べ、好きな時間に起き、好きな事に全ての労力を使う。

母親である私は、全てが子ども優先の時間配分になり、子どもと公園に行くからと好きな洋服から遠ざかり、家計を考え、いかに安くやりくりが出来るかを一生懸命考え、好きな趣味もせず、好きな音楽も聴かず、自分の事は後回し。今、与えられた環境の最善を尽くす。そう考えていました。

私はこんなに一生懸命我慢をしているのに、旦那はこんな時間まで好きに寝て、値段を気にせず好きな食べ物を食べ、好きな事に労力を使う。いつしか不平不満が溜まっていきました。

そんなある日、私を取り囲むフランスに生きる女性達の多くが、自分勝手な生き方をしているのを目の当たりにしました。

「日本の良い母親像」でがんじがらめになっていた私には衝撃的でした。勝手に完璧を目指し、頼まれてもいないのに我慢して「子ども優先」を周りに押し付けている事に気がつきました。そしてその「私だけ我慢している感」が無意識に不機嫌として放出されている事にようやく気がつきました。

ああ、私の母親もこうだった。結婚して仕事を辞め、自分の気持ちを我慢して生きていた。私たち子どもには「好きにしなさい。」と言っていたのに、母親自身が我慢して生きてきた事を、無意識に習得していたんだな。と。私は今、同じ事をしている。母親のその生き方を乗り越えられなかった私は、今、自分の子ども達をきっと無意識に束縛している。

好きに生きている旦那と自分勝手な心が豊かなフランスの女性達を目の当たりにし、目から鱗が落ちました。好きな事をしている人は不平不満が無い。そしてなんなら、好きな事をさせてもらってありがとうと感謝の念まで持ちあわせている。自分が笑顔じゃないと周りにいる人も笑顔に出来ない。そして、子どもへの躾は、いくら言葉を並べても伝わらない。生き様で見せないといけない。自分の固執した考えから開放された瞬間でした。

「フランスの合理的だけど豊かな生活」がもたらすもの

フランスでの生活は我々移民にとっては楽ではありません。ただ、良い事も悪い事も含め、社会がとてもリアルで人間味があります。

悪い事、駄目な事を排除したり、失敗に蓋をしたり、子どもに見せないように隠したり、誤魔化したりする日本とは違い、そこには宗教問題、格差問題、移民問題、様々な問題が目の前に常にあり、それをメディアも真実を包み隠さずちゃんと伝える。事実を知る事が出来ればそこからの解決策はその人次第となる。

良い事には良いなりの、悪い事にはそれなりの理由があり、全て理解出来るものである。この「腑に落ちる」までとことん追求出来るこの環境はフランスという国の持っているパワーだと感じています。

私は生きる為の優先順位が明確になり、シンプルになり、人生がより楽しくなってきました。

日曜日は家族と公園や家でゆったりと過ごす。長いバカンスも旦那も仕事を1ヶ月ほど休みを取れるから、旅行に出掛け新しい情報を取り入れ、人間がアップデート出来る。

スーパーも利用するけれど、近所のマルシェで行きつけの魚屋で新鮮な魚を買い、いつものマダムがいる野菜屋で会話を楽しみながら旬の野菜を買う楽しさが分かってきました。

社会や世界の為に、自分の「消費」という行動で加担出来る楽しさも感じました。

なんだか段々と心が豊かになっていくのを実感しました。そしてそれと共に体の状態が徐々に良くなっていきました。やはり、食と生活環境は大事だなと実感しました。

生き急ぐ必要も、自分自身の考えで囚われて苦しくなる必要も無い。

家族が健康で、美味しい食べ物と共に気持ちの良い毎日を過ごせたら、それだけで幸せかも。なんて考えるようになりました。

そして、子どもを取り巻く環境の素晴らしさには感動を覚えました。制度もそうですが、社会が子どもを育てるといった温かい目がひしひしと伝わり、日本もこういう環境だったら女性がとても生き易いのになと感じるようになってきました。

しかし、日本の私の友人の特に女性、母親は生きずらい社会で頑張り過ぎている。日本という社会がそうさせていると強く感じるようになってきました。フランスにド日本人として移住しているからこそ、日本の良い所も、悪い所も、もったいない!と歯がゆく感じる部分も見えてくる事が多くなりました。

もっと、日本人女性が自由に、楽しく、笑顔で生きる社会が良い。

新しい価値観に出会う事で、自分自身を問うことが出来る

国際結婚ではない私は、フランス社会に融合するわけでもなく、嫌な人や事柄からは逃げられるし、側から他人事のように捉えることが出来ます。しかしながら、移住者だからこそ、嫌なら日本に帰れと言われても仕方が無い。自分で好んでこの国に住んでいるんだから、文句は言えない。こういう立場だからこそフランスでの色々な事柄を楽しく消化できる術が少しずつ備わってきたように思います。

価値観は一度受け入れて消化吸収すれば、必要な栄養だけを取り込み、後はウ○コとして出ていくだけ。価値観を受け入れた後は余計なものも一緒に出て行くので、逆にシンプルになっていく。そして私の好きな「文章を書くこと」は自分自身の消化吸収を助ける事にも繋がると確信しました。

フランスという国から賢く生きる為のヒントを掴みたい。

アラフォー日本女性が、外国人としてフランスで生きる情報が少しでも役に立てば、そして私を介して見えたフランスが、自分自身を探るきっかけなれば幸いです。