こんにちは。
Smart life in France 「フランス生活の日々の気づき」 を運営しているhigamaki(ヒガマキ)と申します。
貴重な時間の中、このブログを見つけてくれてありがとうございます。
このSmart life in Franceは、「常に心が満たされない」「やりたい事がわからない」日々から、フランス流「シンプルで豊かな暮らし」で自分を幸せにするコツに気づく私の日常を綴っています。
「40代からの女性の生き方を模索していく様」を発信しています。
higamaki (ヒガマキ)の少し詳しい自己紹介
沖縄生まれ。音楽・お酒・海が好きで、趣味は観葉植物の世話。
子どもの教育・国際交流関連のNPOを経て、
社会教育指導員として街づくり・社会教育の企画・運営に携わり、
出版社でデパートの販売促進イベント企画・販促・PRを担当していました。
先にフランスで働いていた日本人の旦那との結婚を機に、2010年にフランスへ移住。
現在は、3児の母で、フランス法人で働きながらブログを書いたり、時々コラムの執筆をしたりしています。
何故、このブログを運営しているのか、その理由をお伝えします。
少し長くなりますがお付き合いください♪
なぜ私が「自分を幸せにするコツ」にこだわっているのか
私は元々、「自分のやりたい事」が分からず、なんだか「常に心が満たされない日々」を送っていました。
しかし、以下の3つの人生のターニングポイントが起因し、開眼する事となりました。
- 環境を変えても考え方を変えないと人間は変わらないと海外に出て痛感した。
- 自分の価値観を知り、好きな事をしている人は不平不満が無いと気づいた。
- 親の価値観が私の考え方や行動に深く影響していると再認識した。
そして、フランス流「シンプルで豊かな暮らし」を体感する事で、徐々に「自分を幸せにするコツ」に気づく事となります。
失敗だらけで人生なんだか上手くいかず、その原因がわからず
小さい頃から適当で、持ち前のズル賢さで、階段を2段飛ばしで駆け抜ける様な生き方をしてきました。
大学を1年間休学し、3ヶ月間だけ出稼ぎをして貯めた30万で、8ヶ月間のロンドン留学を経験しました。
帰国後は、NPOの活動にのめり込み、その頃から移住するまでがむしゃらに働きました。
徹夜や月に1度も休みが無いのは当たり前、
お盆も正月も働き、ご飯を食べる時間も惜しく、
コンビニ弁当を移動中の車内で食べ、真夜中に家に帰る頃には精魂尽き果て、家の駐車場で車内で寝てしまうというような日々を数年走り続けました。
寝る間を惜しんで活動していると、さすがに精神的にも肉体的にも限界が来ました。
躁状態に陥り、月に1度あったら良い休みの日の前日は、酒を浴びる様に飲み、クラブで朝まで踊り、二日酔いで寝込むという様な最悪な生活をしていました。
お酒で仕事に影響が出るような大きな失敗も経験しました。
また、その時期に2度の交通事故で車を2台共廃車にしました。
最初の事故は居眠り運転で対向車と正面衝突。
2度目は時間に追われ、不注意になり、十字路で左側から来た車と出遭いがしらの衝突。
相手に怪我が無かったことが幸いでした。
その事故によって借金を抱え、
「このままいくと人生破綻するな」とうすうす気がついていました。
何者でもない自分を痛感し、環境のせいにして不平不満ばかりの日々
結婚を機にフランスへ移住。昔から憧れのあった海外生活。
これからどういう未来を切り開いていこうかと、最初の頃は希望しか無く、何もかもが新鮮でワクワクしていました。
しかし、移住から2年が経ち、出産を機に仕事を辞め、パリ郊外に引っ越しをしてから状況が変わってきました。
パリ郊外の静かな町で、小さな我が子と過ごすだけの毎日。
日本ではあんなにやりがいのある仕事で忙しくも充実していた毎日から一転、こんな何もない小さな町でただ何者でもない自分。
日本の学歴や資格、職歴も、もはや語学の壁と共に一切通用しない。
フランスの常識は日本のそれとは全く異なる。
今までの人生で培ってきた事が、何も通用しない世界。
旦那は好きな事を仕事にしていて、毎日大変ではあるけれど充実した毎日を送っていたので、
それに羨ましさを感じつつ、
でも心のどこかで、「私ばかり我慢している」という感情が出てイライラが募るようになりました。
「日本に居たら、仕事や趣味を謳歌し、友人達と楽しく充実した人生を歩んでいただろう。」
いつしかそういう考えを抱くようになってきました。
そんな時期に2度、スリ被害に合いました。
警察に被害届を出し、滞在許可証や銀行のカード等、家の鍵、全てを再発行し、揃えていく作業。
全てが揃うのに半年~1年ほど掛かります。
それを2度も繰り返す私の人間性。
「気をつけていたつもりなのに・・。」
1度目の反省から学んでいない、交通事故を起こしていたあの頃と何も変わらない自分に愕然としました。
環境が変わり、人間も変わったと思っていた甘い自分に失望しました。
環境が変わっても根本的な考え方を変えないと、人間は変わらない。
今まで周りの環境や人のせいにしてきたけど、結局は自分の問題だな。とやっとで気が付く事ができました。
「自分の固執した考え」からの開放
フランスで自分の好きな事を仕事にしている私の旦那は、好きな事に全ての労力を使う。
母親である私は、全てが子ども優先になり、子どもと公園に行くからと好きな洋服から遠ざかり、
いかに安くやりくりが出来るかを一生懸命考え、好きな趣味もせず、好きな音楽も聴かず、自分の事は後回し。
今、与えられた環境の中で最善を尽くす。そう考えていました。
私はこんなに一生懸命我慢をしているのに、旦那はこんな時間まで好きに寝て、値段を気にせず好きな食べ物を買い、好きな事に労力を使う。
いつしか不平不満が溜まっていきました。
そんな中、フランスでやりたい仕事をし、好きに生きている旦那と、我がままで心が豊かなフランスの女性達を目の当たりにし、大きな気づきがありました。
「日本の良い母親像」でがんじがらめになっていた私には衝撃的でした。
勝手に完璧を目指し、頼まれてもいないのに我慢して「子ども優先」を周りに押し付けている事に気がつきました。
そしてその「私だけ我慢している感」が無意識に不機嫌として放出されている事にようやく気がつきました。
ああ、私の母親もこうだった。
母は、結婚して好きだった仕事を辞め、自分の気持ちを我慢して生きていた。
私たち子どもには「好きにしなさい。」と言っていたのに、母親自身が我慢して生きてきた事を、無意識に習得していたんだな。と。
私は今、同じ事をしている。
母親のその生き方を乗り越えられなかった私は、今、自分の子ども達をきっと無意識に束縛している。
母親の生き方が私の考え方や行動に深く影響している事に気が付きました。
「親からの価値観」と「自分の意思」は切り離さなくてはならない。
そして、好きに生きている旦那と自分勝手で心が豊かなフランスの女性達を目の当たりにし、目から鱗が落ちました。
「自分の心に正直に、好きな事をしている人は不平不満が無い。」
なんなら、好きな事をさせてもらってありがとうと感謝の念まで持ち合わせている。
自分が笑顔じゃないと周りにいる人も笑顔に出来ない。
そして、子どもへの躾は、いくら言葉を並べても伝わらない。
生き様で見せないといけない。
自分の固執した考えから開放された瞬間でした。
自己を知り、「自分らしく生きる」と心がシンプルに豊かに生きられる
これらの3つの起点により、
上手くいかないのは全て「思考の癖(とらわれ)」で、「自分自身が原因」だと気が付く事ができました。
何だか心が満たされないのは、
自分にとって大切なもの(価値観)を自分で把握していなくて、
文化的背景や周り(親)の評価など他人軸で流されて生きていたからなんだと。
自分の好きな事をしている時って、幸せなんですよね。
幸せを噛みしめる事が出来る。
外野のさまざまな価値観は、受け入れて消化吸収すれば、必要な栄養だけを取り込み、後はウ○コとして出ていくだけ。
新たな価値観を受け入れた後は余計なものも一緒に出て行くので、逆にシンプルになっていたり。
ちゃんと自分と向き合い、自分の価値観を知り、自分で自分の心を満たしてあげる。
結局のところ、自分でしか自分を幸せに出来ないのですよね。
自己理解が深まり自分を尊重出来ると、他人を尊重出来るようになり、「多様性」をリスペクト出来るようになる。
「自分は自分、他人は他人」と割り切る事で、もっと楽に、笑顔で人生を歩むことが出来る。
結婚しても、しなくても、子どもが居ても、居なくても、男でも女でも、日本でもフランスでも、自分の選んだ道で、自分らしく生きていく。
そういう生き方が出来たら幸せじゃないかな。と。
40歳。まだ折り返し地点にも立っていない。これからの人生の方が長いぜよ。
80歳になった時に悔いの残る人生にはしたくない。
私の昔からのテーマである「自己理解」と情熱のある「文章で人に伝える事」を掛け算したら、このようなブログが出来上がりました。
そして「書く事」は私にとって自分と向き合う事であり、思考の消化吸収に繋がるんですよね。
このブログは40代からの女性の生き方を模索していく、「賢い女性を目指す」ブログです。
私を介して見えた「自分を幸せにするちょっとしたコツ」から、自分自身を探るきっかけなれば幸いです。