今回は、私が現在通院している
フランスで日本語が通じる歯医者、Dr.谷村レミー歯科医(谷村インプラントクリニック)について、印象や治療費について体験談をお伝えしたいと思います。
私は歯が悪く、2010年にフランスに移住してきて、かれこれ10年間は歯科医にお世話になっています。
近所の歯科医を含めると他にも8か所の歯科医院を経験していますが、良いドクターに巡り合うのは本当に大変だと実感しています。
谷村レミー歯科医とは? 日本語どれぐらい通じるの?
谷村レミー先生は、日本人とオランダ人のハーフという事で、日本語は母国語レベルで、もはや普通の日本人のドクターに通っている言っても間違いはないでしょう。
そして、インプラントの専門医で、実績と経験がもう違います。
詳しくは谷村歯科医院 谷村インプラントクリニック ホームページ(日本語あり)
普通の治療も出来ますが、インプラントに特化した治療が専門という感じを受けます。
このクリニックには4,5つの部屋があり、基本はレミー先生一人で対応してくれます。
助手はあくまでも助手で治療には入りません。(日本のような歯科助手がやるという事は皆無)
なので、電話対応、当日受付、待合室に通され、治療室に入るまでの案内はフランス人助手が担当。
そして治療中はレミー先生と日本語でのやり取り、
治療後、支払いや次回の予約はフランス人助手という事になります。
なので見積もりや薬の処方箋(ordonnance)のやり取りもフランス語となります。
わからない場合はレミー先生が来て対応してくれます。
因みに、もう通院して3年目になりますが、待合室で出会う感じでいくとは6割フランス人、4割日本人という印象です。
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Dr.谷村レミー歯科医での治療費は高い?
実は、初めてフランスでインプラントを入れる事になり、
以前、ミュラー先生という日本語が通じる歯科医に紹介された若いフランス人女性インプラント医で治療したのですが、それが最終的に満足出来る状態にならず、
困っていた所、谷村レミー氏に相談しに行ったのが始まりでした。
初めて谷村レミー先生の歯科医を訪れた際、
ちゃんと話を聞いてくれ、実際にその状態に満足していないインプラント部分を見せ、レントゲンを撮り色々と説明をしてくれました。
その説明が、過去に受けてきた説明のレベルと雲泥の差で、
何故このような状態になっているのか、考えられる要素とその根拠、対処法をいくつか提案してもらいました。
私も色々と専門サイトで調べていたので多少の知識が入っていたのですが、レミー先生の説明はそれらを全て網羅したような納得出来るものでした。
「この人はプロで知識と経験が違う」
その日は1時間ほど時間をとってくれ私の質問に全て答えてくれました。
最終的には、過去に受けたインプラント治療のレントゲン画像や情報を全て以前のクリニックに行って受け取り、それを見せながら治療法を模索する形となりました。
(※フランスでインプラント治療については、過去に私が情報収集があまり出来ずに苦労したので、次回詳細をまとめたいと思います。)
治療費についても少し記しておきたいと思います。(状況によって異なるので、一つの体験談として見て下さいね)
- 歯のクリーニングをした際は64€程。(色素沈着をかなり綺麗にしてくれました)
- 詰め物が取れ、治療、型どり、仮歯→140€
- セラミッククラウン→990€
これからSecurity Socialとミチュエルからの払い戻しもあるので実費はもっと少ないです。
あと、毎回レントゲン撮影費を取る歯科院もありますが、こちらは、レントゲン・3Dスキャン共に1回の治療の際に何度撮影しても追加料金はかかりませんでした。
というのか、「治療費に含まれています。」といった方が正確ですかね。
これを高いと取るか妥当だと考えるかは人それぞれですが、
私は過去にここより少し安い治療費で、後悔するような治療を受けてきた経験があるので、
納得いくまで説明してくれて、丁寧な治療をしてくれるレミー先生を信頼しています。
この値段だけの価値があるなと思っています。
歯は特に、一度ミスすると取り返しのつかない事になりかねません。
過去の根管治療がうまくいかずに炎症や膿が出てきたすると、いずれ抜歯という選択をしなくてはなりません。
出来る限り自分の歯を残すのは大切ですが、その炎症のある状態を置いておくと他の健康な歯まで影響を及ぼす事もあると体験してきたので、
専門医に納得できるまで説明を受けるのも大切な事だなと感じました。
私はたまたまレミー先生と馬が合いましたが、それが全てだとは考えていません。
皆さんも是非、自分が心底信頼出来るドクターを、納得がいくまで探してみて下さい。
そういう人に出会えるだけで不安というストレスが減り、今後について少しでも前向きになれると思います。
という事で、この体験談が誰かの何かの参考になると幸いです。