前回、安全な調味料を選ぶ際に私が気を付けている事をまとめてみましたが、
今回は、その調味料(砂糖・塩)ごとに気を付けている事を少し掘り下げてまとめてみました。
全部書いたら長くなったので、酢・醤油・味噌はまた次回に分けてまとめてみます。
実際にフランスで手に入るものの中から私が選んでいる商品(日本で手に入るものも含めて)を紹介したいと思います。
食事をまるまる変えていくのは大変だけれども、
調味料って毎日使うものなので、調味料の選び方を変えるだけで確実に体への影響があるんじゃないかな~と感じています。
1,安全な「砂糖」の選び方


逆に言うと、上白糖はビタミンやミネラルを取り除いたただの甘いもの。という事になります。
私はやはり黒砂糖一択です。黒砂糖一筋10年以上。
料理にもお菓子作りでも、基本的には黒砂糖のみを使っています。
私は沖縄出身で、親の実家がさとうきびの畑を持っていて、小さい頃からさとうきびの収穫のお手伝いをしていた事もあり、
さとうきびをそのままかじった経験もあるので、サトウキビ原料の黒糖には親近感しかありません。
サトウキビの搾り汁をそのまま煮詰めて、冷やして固めて作るのが黒褐色の砂糖「黒砂糖」です。
作り方を見てきたからこその安心感というのか、納得感があります。
煮物などでも少しコクが出るので料理で繊細な味を求めている方には不向きかもしれませんが、私はそのコクが美味しく感じています。
黒糖の固まりのものをおやつとして食べる事もあります。↓
実家から送ってもらった黒糖をおやつに子どもにもあげています。
ティータイムに紅茶と黒砂糖。
お腹も満たされるしビタミンやミネラルも取れ、嬉しい、美味しい、有難い。
両方とも味が美味しいですが、右側のオレンジ色のALTER ECOの黒砂糖の方がコクが強いように感じます。
スーパーのBIOコーナーや、BIOショップで購入できます。私はオーガニック商品を扱うサイトでよく購入しています↓
ちなみに、我が家は基本は黒糖を使っているのですが、スポンジケーキを作る時だけは上白糖を使っています。(年に1度~2度、誕生日ケーキを焼く際)
黒糖だとなんだか生地がもったりして軽さが無く、何度チャンレンジしても膨らみが悪かったです。
その点はご注意を。
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2,安全な「塩」の選び方


塩は製造方法により、「精製塩」、「再製加工塩」、「天然塩」と3つに分けられます。
- 精製塩・・・工業的に精製された塩。純度99.5%以上の塩化ナトリウムから構成されており、ミネラルはほとんど含まれていない。
- 再製加工塩・・・精製塩にミネラル分やにがりを人工的に添加して成分調整したもの。
- 天然塩・・・塩田などで自然に濃縮する昔ながらの製法で作られた塩。塩化ナトリウムの純度が低く、ミネラルが多く含まれている。
市場に出回っている精製塩だと、サラサラにする為に全ての栄養素(ミネラルやマグネシウム)が取り除かれ、ほぼほぼ塩化ナトリウムという事がありますよね。
精製された食塩は、ただただ塩の辛味だけが下の上にまとわりつく感じがします。
私が選ぶのはやはり、なるべく精製されていない・自然な工程で作る天然塩です。
沖縄のぬちまーすや粟国の塩、ゲランドの塩を使っています。
もうね、塩が美味しいと、野菜がとにかく美味しい。
蒸した野菜に塩とオイル。
塩って本当に人間に必要なものなんだな~と感動する事もあります。
ゲランドの塩は日本でも人気かと思いますが、塩に関して言えば海に囲まれた日本の方がクオリティが高い感じがします。
わざわざ遠いフランスの塩では無く、日本で作られた良質の塩で完璧です。
そしてそして、私が食の安全性について学ぶ上で、とても勉強になった本「食品の裏側」安部 司も、興味のある方にはお薦めの一冊です。
廃棄寸前のクズ肉も30種類の「白い粉」でミートボールに甦る。コーヒーフレッシュの中身は水と油と「添加物」だけ。「殺菌剤」のプールで何度も消毒されるパックサラダ。虫をつぶして染めるハムや健康飲料・・・・・・。
食品添加物の世界には、消費者には見えない、知らされていない「影」の部分がたくさんあります。「食品製造の舞台裏」は、普通の消費者には知りようがありません。どんな添加物がどの食品にどれほど使われているか、想像することさえできないのが現状です。
本書は、そんな「食品の裏側」を、食品添加物の元トップセールスマンが明した日本ではじめての本です。いま自分の口に入る食品はどうできているのか。添加物の「毒性よりも怖いもの」とは何か。安さ、便利さの代わりに、私たちは何を失っているのか。
本書は、それらを考える最良の1冊になっています。日経ビジネス編集部 大西 康之