パリの歯医者でことごとく失敗してきた私が伝えたい歯医者情報

フランスで病気に立ち向かう

人生の中で唯一「後悔」している事、それはパリの歯医者での失敗体験

旦那も日本人で、移住組の我らは今までドクター選びは困難しかありませんでした。そして沢山失敗もしてきました。

旦那がフランス人ならば、行きつけのドクターや、その家族の情報も集まるし、なんてったって情報の信頼度が違う。

ネットの情報もあるようで無い。異名の誰かの情報をどこまで信じたら良いのか分からず、時間が差し迫り行った歯医者でことごとく失敗してきました。

あまり、こういう具体的な情報を載せるのは良くないかと考えましたが、家族や友人には絶対に失敗して欲しくない!

自分と同じ思いをしてほしくない!と思い体験談としてお伝えしようと思います。

歯の状態など状況は違うので、あくまでも一体験談として聞いて下さいね。

フランスで日本語使える歯科医院Dr,Remy

パリで日本語が通じる歯医者 Dr.谷村レミー先生での通院感想

失敗だった歯科体験

①CENTRE MEDICAL&DENTAIRE OPERA

日本で治療途中だった歯の詰め物が取れて、急いで探して行ったのがこの歯医者。

他の歯医者はなかなか予約が取れない中、ここは予約がスムーズに取れたので最初の2年程通っていました。

ここは数名の歯科医が勤務していて、それぞれの歯科医と予約を取る形になっています。

この先生はすぐに予約取れたんですよね。

higamaki
フランス、予約がすぐ取れる医者は要注説 笑

私の為に与えられた時間は30分。いつも急かされている感じで、治療の十分な説明もしてくれない。私のフランス語に問題があったので毎回旦那を連れて通訳してもらっていました。

詰め物をクラウンに治したのですが、全体の歯の噛み合わせも調整しないまま、ただ被せるだけ。

フランスの歯医者はこういう感じなのか。と不安はありつつもやり過ごしていました。

その後、数ヶ月程でそのクラウンが欠け、根管治療が必要になりました。根管治療をして、クラウンを被せましたが明らかに隣と色が違う。違和感ありすぎ。

その場で鏡を見せたりしてくれないので、家に着いてから歯の色の違いに気づくという。

どう治療するか聞いても説明を面倒くさがったり、時間に追われたり、予約の時間に来なかったりして、もう限界になり、ココは駄目だとやっとで判断が出来ました。

それから出産を経て、歯の事をすっかり忘れかけていた時にやって来た別の歯の痛み。

幼子のケアがあるからと後回しにしていたら、段々と激痛になり急いで歯医者を調べるも何処も予約が直ぐに取れない。

やっと予約が取れても2週間後とか待てない!と激痛から逃れる為に行ったのがココ

②SOS Dentiste (パリ市内でもいくつかありますよね)

そして、あっさり、激痛だった歯を抜かれました

歯を抜きますとも言われずに、口の中を見せたらほんの3分で麻酔もかけずに抜歯。

「痛みの原因を抜いたよ〜」と。

驚き過ぎて時が止まりました。

歯って抜く前に了解を取らないものなのか。

今から神経の治療をするとばかり思っていたので、抜歯とは。ショックのあまり1ヶ月ばかり落ち込みました。

後から考えるとS.O.Sに行った時点で長期の治療を目的としない事は想像出来ますが、あの時は痛さで判断を間違えました。

歯は一度抜くと生えてこないし(当たり前笑)、歯が無いのを放置する事によって、口内環境が着々と変化していきます。

この時にドクター選びは絶対に間違えてはいけない。妥協してはいけない。自分の身体は自分で守らないと、と心に誓いました。

それから数年後に最初の歯医者で治療した根管治療箇所に膿が溜まり、結局そこも抜歯する事になりました。

後に、別の歯医者に診てもらった際に、最初の根管治療が上手く出来ていなくて、そこから炎症が始まったであろう。

そしてそのクラウンが他の歯との噛み合わせが上手くいかずに別のクラウンにも負担が掛かり、欠けたのであろうと言われました。

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私が歯科治療で犯したミスはこちら

  1. これがフランスのやり方かもしれない。」という自分の認識の甘さと妥協
  2. フランス語が下手な為に気持ちが弱気になり、コミュニケーションを怠った
  3. フランス語での積極的な情報収集をやらなかった。分からないで止まり、学ばなかった
  4. 子どもが居るからと言い訳をして自分の事を後回しにして、より悪い結果になり、より家族に迷惑をかけた。

こうすれば良かったという本気の反省点

  1. フランスでも日本でも、やり方はドクター次第。自分もちゃんと勉強して納得いくまでドクターとコミュニケーションを取るべきだった。
  2. フランス語が下手だから自分が悪いという偏屈な考え方を捨て、自分の身体を守る為に堂々と対等に話し合いをすべきだった。
  3. フランス語がわからないからと、日本語で情報収集をした。そこで楽をした。ベストな歯科医を探すべく、フランス語を学ぶ機会にするべきだった。
  4. 子どもも、自分も、身体の事や健康の事は後回しにしない
まとめると
日本だフランスだとか関係無く自分自身が勉強し、人任せにせず、自分で自分の体を守るという強い意志を持ち、相手にリスペクトはしつつも、自分の伝えたい事は遠慮せずに伝え納得して前に進む。

これに尽きます。 これはもう生き方の問題ですね(笑)

 

歯は一生もので、一度治療を間違うと取り返しのつかない事になる。

自分の身体は自分で守らなくてはなない。

フランスでも日本でも、やらないといけない事は変わりないですね。

高い代償を払った学びでした。

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