フランスの知人から聞いた衝撃の事実「学校の先生にプレゼントあげるんだよ!その方がちゃんとケアしてもらえるんだから!当たり前だよ。」
先生への賄賂???? 最初は衝撃しか無かったこの事実も、実際にプレゼントすると意義がわかってくるようになってきました。
一体、どの程度の何をプレゼントしたら良いの?と不安しか無かった私の経験から、私たち家族が実際に渡したプレゼントと、周りの子達が何を贈っているのか等をお伝えしたいと思います。
学校の先生への賄賂とは?
1人目の我が子を妊娠中、まだまだバラ色の妊娠ライフを過ごしている時に、知人から衝撃発言を聞くことになる。
まさか。そんな事が本当にあるのか。
その人曰く、友人も幼稚園でおしっこをお漏らししても着替えさせてもらえない日が多かったが、ノエルにプレゼントをあげてからは毎回着替えさせてもらえるようになったと。
学校の先生に贈り物をするなんて、それって賄賂なんじゃあ・・
その時はその話は聞き流す感じでしたが、娘が3歳になり幼稚園へ入園した最初のクリスマス。
フランス語が出来ない娘を親身になってケアしてくれた先生へお礼も込めて、プレゼントをあげた方が良くないか?と旦那の提案。
私よりも数年も前からフランスの企業で働いている彼は、クリスマス時には同僚ともプレゼントを交換しあったりする文化があることを知っていて、会社のお客からも頻繁にプレゼントをもらってきていた。
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先生へのプレゼントは実際何を渡しているの?
そんなわけで、いつも本当にお世話になっているし、感謝の意を込めてチョコレートをプレゼントすることにしました。
学校に持参するとほとんどの子が植木鉢やチョコレートなどを持ってきていて先生に渡しています。
私たちが今回準備したのは、15€ぐらいのチョコレート。その前の年は旦那がPatrick Rogerの30€程するショコラを買ってきていました。それを担任とアシスタント、2名にあげる。
我が子は2人。2人×30€×2名・・・・
いやいや、それは正直高すぎだろう!!私にくれ~!とプチ喧嘩(笑)
それで、予算は先生をあまり気を使わない程度の15€ぐらいが、我が家の予算となりました。
周りの子達も、幼稚園だと一輪の花とお手紙、植木鉢なども見かけましたが、80%はショコラ。小学生になると、ほぼショコラとなっています(我が地域の学校は)
私たち家族はこれまでに、ショコラ、日本からのお土産のお菓子、Nature & Decouvertesのティー等をプレゼントしてきました。
実際に担任とアシスタントにプレゼントした結果
子どもから先生へプレゼントを渡させると、先生は本当に嬉しそうに感謝の意を子どもに伝えます。
渡した我が子も、受け取った先生も、その一連の流れを見ていた私も何だか「嬉しい。」これって「幸せの連鎖だな。」
それ以降は、学校への送迎の際も以前より親密になった感じの先生と私たち。やっぱりこういう事だよな。プレゼントをもらって嫌な人なんていないもん。人間だもの。
数年前に知人の言っていた例の情報が腑に落ちた瞬間でした。日本でいうお歳暮と同じ感覚かもしれないな。
それからはクリスマスと年度末に2回、先生とアシスタントにもプレゼントをあげるようになりました。
内容はだいたいチョコレートやお花を贈っています。
我が家には子供が3人いるので、毎年先生とアシスタントにあげていると、数年経つ頃には幼稚園のスタッフ殆ど全員と仲良くなり、良い関係を築くことが出来ている感じがします。
別にプレゼントを贈らなくてもいいし渡さない子もいるけれど、実際それだけで子供への対応が変わるというような、そんな感じは全くもってしない。先生方はそんな事で差別せずに本当に皆感じが良い。
ただひとつ言えるのが、プレゼントを贈ると、贈った側が人間関係を親密に思いやすいという事でしょうか。
移民の我が子、我が家族の事を知ってもらい、気にかけてもらい、少しでも居やすい環境があるって素晴らしい。
そして何より、プレゼントってする側の方が気持ちよいって事にフランスに来て気づきました♪