水耕栽培から土へ植え替えたアボカドを室内の観葉植物として育てていたのですが、
上手くいかずに枯らしてしまう事がありました。
基本の育て方はあっても、住んでいる地域や置いている場所、天気の影響もあるだろうし、
自分の育てている環境に合った育て方を確立しなければなりません。
そして、友人達にもミニ鉢植えを分け、育ててくれたみたいなのですが、
やはり失敗する事もあり、その失敗点に共通点がある事に気が付きました。
改善を繰り返す中で見えてきた実体験をまとめてみようと思います。
アボカドの様子がおかしいなと感じた場合、このポイントを見直してみて下さい。
専門家では無いのですが、何度も失敗を続けてたどり着いた失敗先輩として、私と同じような失敗をしないで済むように、
今からお伝えする事は基本のキですが、超初心者向けに私の大いなる失敗談と上手く育てるコツをシェアしたいと思います。
アボカド栽培についての記事を全てまとめてみました↓
1,アボカド植木鉢栽培の失敗談
私の周りでの「水耕栽培から土への植え替え」をやっている友人達と情報交換をしているのと、
水耕栽培から土に植え替え、観葉植物として育ててたミニ鉢植えを友人達に分けていたのですが、そこでよく聞く声として挙がったのが、
- 土に植え替えた途端、元気が無くなって枯れた。
- 葉の色が薄くなってきて元気がない。
- 落葉してしまった。
- 野外で栽培していると元気が無くなってきた。
- 茎が黒くなり枯れた。全体的に黒ずんだ。
- 野外の寒さで枯れた
これらの多くは、私が他の植物を育てる上で良くありがちな状況だったので、過去に改善した見直していくべきポイントをお伝えしたいと思います。
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2,アボカド栽培が上手くいかない際の見直すべきポイント4つ
まず、大前提で大切な事は「植物の特性に合った育て方に徹する」これ本当に大事なポイント!
アボカドは中央アメリカ・メキシコ原産の常緑の高木です。
品種により耐寒性が異なりますが、寒さに弱い傾向にあります。
そして、アボカドは酸性で、水はけの良い土を好む性質があります。
以上、この特性に合わせた上で、そして
私(と友人達)のこれまでの失敗の体験談上、見直すべきポイントはこの4点、
1,アボカドの土の質を考える
これは、アボカドを観葉植物として室内で育てるのか、屋外で育てるのかそれによって異なってくるので、そこを最初に明確にするべきですね。
本来は暖かい屋外がベストだと思うので、屋外で育てる方は基本的にはホームセンターなどで売っている一般的な花や野菜の有機培養土でOK。というか、それが一番!
一般的な培養土だど土壌酸度がpH6程度のものが多いので、PH6=弱酸性なので、アボカド栽培に向いていると思います。
そして、室内で観葉植物として育てる場合は、観葉植物用の土がやはり良いですね。
(※追記2/23 2022)野外で育てる方には有機培養土がベストだと思いますが、元肥が入っているのでコバエが沸きやすい事が発覚しました。
室内で観葉植物として育てたい場合は、観葉植物用の土でも問題ないです!置き場所や水のあげかた次第で上手く育ちます!
2,アボカドの鉢の大きさが適していない
「鉢のサイズが大きすぎて土が乾燥しきれていない。」
これは、私が過去に他の観葉植物でやらかしてしまっていた失敗の代表格!!
「植物に対して適切な鉢の大きさ」があり、サイズの適した鉢に植える事が植物を育てる上で、初級者から中級者になるの為の一つの関門だと思っています。
鉢のサイズが何故大切なのか、(土や置く環境にもよりますが)
鉢が小さすぎると、鉢の中の水がすぐに乾燥してしまう。
それが根っこに対して乾くスピードが早いと水不足となって枯れやすい。
逆に鉢が大きすぎると、土の表面は乾いていても、鉢の中の水分が乾ききらずに根にダメージがかかり枯れてしまいます。
その適正な大きさって難しいのですが、
もし、屋外の日の当たる場所に置いているのなら、乾燥しやすいので、ある程度大き目の鉢でOK.というか、アボカドは成長が早いのでその方が良い。
でも、屋外の日陰だと日向よりは乾燥しずらい。
室内の場合は風通しの良い場所か、風通しが悪いのかでだいぶ変わってきます。
私の場合は風通しの悪い室内なので、鉢を少し小さ目に設定しています。
まずは、家の置き場所や日照具合、風通しを注視し、そのアボカドに合った鉢の大きさを模索すべし!
そしてそして、アボカドだけでなく、全ての観葉植物に共通して言える事ですが、
植え替える鉢は、管理を楽にするには、底穴がある植木鉢が一番管理が楽だと思います。
私のように底穴の無い鉢だと、お水をあげる際にわざわざ中のカップを取り出し、
排水出来るベランダなどに場所を移動し、水が切れた後にまた鉢に入れて・・・と手間だらけです。
なので、私からのお薦めはやはり、底穴があり、受け皿のある陶器の植木鉢がベストだと思います。
私は観葉植物初心者の時に、底穴受け皿の無い鉢を買ってしまい失敗だったな~感じています。
- 底穴がある事で排水が便利で、通気性がよく、根茎の呼吸が楽になり、植物の健康を保ち易いです。
- 受け皿付きなので、置く場所はびしょ濡れになる心配がなく、室内で管理し易い。
3,アボカドの水をあげる頻度の問題
私の体感として、水をあげるのは、多すぎるよりも少なすぎる方がベスト!
乾燥気味の方が植物の生命力が上がるし、植物の状態が水不足の方がわかりやすいし、植物が復活しやすいと思っています。
水をあげ過ぎた場合は、ほとんど根腐れになってしまうので復活が難しくなってくるからです。
なので、様子を見ながら、最初は多めよりは頻度を少な目が良いと思います。
そこからそのアボカドの個体差に合った頻度を掴んでいく。これが失敗を防ぐ手段です。
「乾燥気味の方が生命力が上がる」これは乾燥気味の方が冬を越せたりと、確実に強く育ちます。
乾燥し過ぎた場合は、どんな植物でも主に葉っぱが下がってきます。葉っぱが上向きの状態は水が足りている場合は多いのです。
下向きになって垂れ下がってくるので、乾燥気味だと分りやすい。
反面、水が多すぎる場合は、見た目ではわかりにくいんですよね。
見極める見所として、
葉っぱの色が薄くなる、元気がない、落葉してくる場合は根っこに問題がある事がほとんどです。
その場合、乾燥させて復活を望むか、根腐れした根っこを切って、生きている根っこだけで植え直すなどの対策が必要となってきます。
そして、水をあげる際は、思いっきり鉢底から水がいっぱい出るぐらいの量をあげます。
水をあげる事で、鉢の中の酸素の入れ替えというのか、酸素を入れる事も目的の一つなので、少量だけだと酸素が回らないんですよね。
なので、ベランダやシンクで思い切り大量の水を与えて下さい。
先述した通り、置き場所や住んでいる地域や季節など、環境によって水の必要頻度は変わってきます。
天気の問題や、エアコンの動きでも変わってきます。
自分の家の環境に合った水あげの頻度を自分で確立していくしかないですもんね。奥深い・・・。
4,アボカドの置き場所などの環境の問題
アボカドは寒さに弱いので、寒い地域だろ野外は無理だろうし、かといって沖縄でもクーラーガンガンの部屋で直接冷気が当たるような場所もNGとなります。
これは基本なのですが、それ以外にも植物を育てる上で自分で把握しておきたいポイントがあります。
その環境がアボカドにとってどういう状況かを把握する事!!
北海道なのか沖縄なのか、日本海側なのか、野外で日当たりが良い場所なのか、野外の日陰か。
室内の窓辺で日がよく当たる場所なのか、風通しの悪い場所なのか。
春なのか冬なのか、暖房やエアコンが当たる場所なのか・・・
もう考えたらキリの無いほど、さまざまな環境要因があります。
鉢のサイズで先述した通り、鉢の土の状態も環境で変わってくるのですが、出来る限りベストを尽くす方が良い。
寒い環境で無ければ、出来る限り野外の直接日光の当たらない日向~日陰。
屋内であれば窓際で、尚且つ風通しの良い場所。
「窓際で日の当たりやすい場所」までは考えても、風通しの影響ってわかりにくいものですよね。
風通しが悪いと、土が乾燥し難い。
葉っぱに埃がたまりやすく、光合成し難い。という事で風通しもかなり大事なポイント。
私は場所の関係上、風通しの悪い場所に植物を置いているのですが、その場合はサーキュレーターで植物に風を送る様にしています。
これだけで本当に変わります!
というわけで、アボカド栽培が上手くいかない際の見直すべきポイント4つを挙げてみました。
自分のアボカドの環境がどういったものかを客観的に見て、自分に合った方法を自分で確立していくしかないですもんね。奥深い・・・。
次回は、アボカドにコバエが発生して野外に出して寒さで枯らしてしまったという失敗談と改善点をお送りしたいと思います。