水耕栽培からアボカドを育て続けて数年間、
以前は土について色々と試行錯誤を繰り返していたのですが、最近行き着いた答えは鉢の重要度です。
「鉢を制するものは植物を制する」といっても過言では無いなと感じている私なりの、
観葉植物としてアボカドを鉢で育てる際の鉢の選び方のポイント2つをまとめてみたいと思います。
鉢のサイズ、種類で育て方が大きく変わる
まず、植物を育てる上で「水やりの頻度がうまく掴めない」という意見をよく耳にします。
このアボカドの水やりの頻度の答えは、「土が乾いたらあげる」の一択になります。
そこでポイントとなってくるのは、鉢の大きさによって、育てている環境によって土の乾き方が変わってくるので頻度が一概に言えないんですよね。
それは土の内容に、水はけの良い土や保水力のある土を使うかなどで変わってくるのですが、
そこまでこだわっていられないよ~という場合に私がお薦めしたいのは鉢の大きさを意識する事です。
特にアボカドに関しては、そのアボカドに合った鉢に植え替えていくというのが一番成功し易いポイントだなと感じています。
多くの場合、水をあげ過ぎて枯らしてしまう事があるので、
水耕栽培から鉢へ植え替える際は始めは小さな鉢を選び、成長と共に植え替えをするのもまた手だなと思っています。
土へ植え替えは始めが肝心なんですよね。
最初に根の成長が上手くいけば、根さえしっかりしたものになれば、その後の環境が過酷でもしっかりと生き延び易くなります。
その後、成長した段階で次のサイズの鉢へ植え替えるという風に育てていくのが失敗が少ないような気がします。
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鉢はスリット鉢一択
これは私の好みというのか、私の植物理念に合っているからという理由なのですが、皆さま、スリット鉢はご存じですか?
このように鉢の側面にスリットが入った鉢の事で、このスリット鉢の何が素晴らしいかというと、根の張りが異常に良くなるという事なのです。
私が植物を育てる際に重要視しているのは、根の健康状態。
根が良ければ大抵の暑さ寒さ、水の量や病気のダメージに強く、育てやすくなるんですよね。
なので、最初でいかに良い、健康な根を張らすかが勝負になってくるのですが、このスリット鉢の構造が根の張りを促進してくれます。
普通の鉢だと、下に排水用の穴が開いていて、これが一つの場合もあれば複数の場合もあるのですが、この穴が排水性にも関わってくるし、
このような鉢で育てていると根がループして固まる事が多いんですよね。
一方、スリット鉢は側面にも空気穴というのかスリットが開いているので、根に非常に良いんですよね。
そのメリットを簡単に言うと、
- とにかく水はけが良い
- 根の空気剪定が出来るので丈夫で多くの根を張る事がか可能。
特に2番がポイントです。1本の根が伸びてきた段階で空気を察知し、根の成長を止めると、脇からまた新しい根を出し始めます。
なので、1本の太い根が伸びて鉢の下でぐるぐると巻き始めて固くなるのを防ぐ事が出来ます。
尚且つ脇から多くの新しい根を出す事により、根の量が多くなり土から酸素や栄養分を吸い上げやすくなるのです。
一旦、根が丈夫に張るとその後、過酷な環境下でもダメージが回復し易く、長く健康に育てられる事を実感しています。
私が毎回参考にしているYOUTUBEチャンネル「カーメン君」ガーデンチャンネル」でこのスリット鉢について詳しく、そして解り易く説明しているので是非チェックして見てください。
ただ、一つデメリットがあるのですが、そのスリットから土がこぼれやすいので水あげの際に土がこぼれたり汚れたりし易いのです。
一度根がしっかりと張ってしまえば土がこぼれてくる事は無くなってくるのですが、最初の数か月が我慢の段階ですね。
毎回水やりと同時に多少の土がこぼれてきます。
私は底に網を敷き、鉢底石、または大き目の赤玉土を入れて、その上から通常の土を入れています。
鉢をスリット鉢に変えるだけで驚くほど根の生育が変わってきます。
私もこのカーメン君チャンネルでその存在を知り、使ってからはもう、驚きです。
騙されたと思って試してみてください。
根の量が圧倒的に変わってきますよ♪
ちなみに、このスリット鉢、見た目が私的にが上がらない(笑)ので、鉢カバーとして鉢の中に入れて管理しています。
そう、可愛い鉢を選ぶ。それだけで一気に可愛く見えてきます。
以上2点が、植物を鉢に植え替える際の、私が試行錯誤して見つけた鉢の選び方2点となります。
アボカドの品種により、そして育てている環境により状況は全く異なるのですが、以上2点は状況を選ばず、成功率を上げるポイントなのかなと感じています。
もしよろしければ一つの体験談として参考にして頂けると幸いです。
始めは鉢のサイズを 3号~5号鉢 を選び、出来る限り少ない土で乾燥気味に育てる方が上手く育て易いんじゃないかと思っています。