お洒落の街、パリの観光での楽しみはやはりショッピング。
特に今回は時間が無い中で、比較的治安が良く、安心して行きやすい女性向けのショッピングエリアを私の独断と偏見でご案内します。
私がフランスへ来て困った事は、すばり買い物エリアがわからないという事でした。
色々百貨店等はあるのですが、違いが分からず、どこに行けば良いのかわからない。
そしてお手洗いや気軽に休憩が出来る場所が知りたい。そこで、滞在歴9年(2019年現在)の私が、それぞれのショッピングエリアの特徴とポイントをまとめてみました。
- パリショッピング観光の定番 フランス大手百貨店Galeries Lafayette
Haussmann(ギャラリー・ラファイエット パリ・オスマン) - 地元の人も多い百貨店 Printemps Haussmann(プランタン・オスマン本店)
- お洒落な人が多く静かな Le Bon Marché (ボンマルシェ)
- パリの若者に人気のお洒落エリア Marais (マレ地区)
- 地元の穴場スポット 東急ハンズ的存在 BHV (ベー・アッシュ・ベー)
1.Galeries Lafayette Haussmann (ギャラリー・ラファイエット パリ・オスマン)
パリ観光のショッピングエリアとしては定番中の定番ですが、オペラ座界隈での観光のついでに行きやすい立地も魅力的です。
本館内のクーポールの美しさが圧巻で、一度は見ておきたい百貨店の一つです。
初めてのフランス観光ならば必ず抑えておいた方が良い場所だと思います。
本館、紳士館、メゾン館に分かれており、品揃えも高級品から庶民的なブランドまで全て網羅しいます。
ここは英語が出来るスタッフも多いのが安心です。フランスのお土産は、このメゾン館だけで十分事足りると思います。
お手洗いも割りと綺麗な方で無料で使えるのも安心です。
特に本館地下の靴売り場にあるトイレが比較的大きく、他と比べると割りと空いている方なのでお勧めです。
そしてスターバックスが入っており、店内を見渡しながら気軽に休憩出来るのも嬉しいポイントです。買い物をしなくても、店内をブラブラするだけでもフランス感を味わえます(笑)
しかし、懸念ポイントと言えば、観光客が多すぎる事と、百貨店の中ではスリの危険が高いという所です。
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2、Printemps Haussmann(プランタン・オスマン本店)
こちらもオペラ座界隈で、ギャラリーラファイエットと横並びの好立地の百貨店。
こちらも高級ブランドから庶民的なブランドまでありますが、ラファイエットと比べるとどちらかといえば地元の人が多く、同じブランドでも商品のセレクションが全く異なってきます。
観光客が少ないので、割と静かに買い物出来る所がポイントです。
こちらのトイレは有料となっており、1.5ユーロ(2019年5月現在)で日本のような清潔なトイレが利用できます。お勧めはモード館2階の時計や高級アクセサリー売り場のトイレです。
地下には気軽に行けるカフェがあり、良心的なお値段で美味しいカフェやサンドイッチがあり、プランタンの店員もここでランチをしている姿をよく目にします。
こちらは地下にアクセサリーや小物、バッグなどが置いてありますが、特にアクセサリーは地元のパリジャン好みのものが多いのが特徴です。私は個人的に今でも買い物で一番良く行く場所となっています。
3、Le Bon Marché (ボンマルシェ)
1852年に創業した世界初の百貨店、ボン・マルシェ。
ここはパリの左岸マダム御用達のデパートで、観光客が多い右岸とは雰囲気もガラリと変わり、店内はお洒落でシックなマダムが多いのも特徴です。
世界中からの高品質の商品がズラリと並んでいます。店内も洗練されていて、店内を歩く人もオシャンティーな感じ。
私はここに行く時は、少しお洒落をして出かけます。本当のパリジャンシックを見たい人は、この百貨店がお勧めです。
こちらのトイレは無料で、百貨店の中では一番綺麗なんじゃないかと思います。
ただ、トイレの場所は分かりにくく、3階のタックスリファウンドカウンターの奥が一番静かであまり混んでいません。スリをするような怪しい人はあまり見かけず安心です。
ボンマルシェの横並びにある別館La Grande Epicerie de Parisは、パリ観光のお土産を選びたい人には一番のお勧めの場所です。
有名どころのお土産から地元の人もチェックする内容が全て揃っています。
奥には店内で食べられるミニバーや、美味しいサンドイッチ屋も有り、時間が無く効率良くお土産を探したいという人は、迷わずボンマルシェの隣りの別館をお勧めします。
お薦め記事→ ボン・マルシェ近くのオシャレカフェCoutume Cafe
4、パリジェンヌのお洒落スポット Marais (マレ地区)
パリ若者の流行の発信地、マレ地区。
小さな路地にはおしゃれなお店が建ち並び、ファッショナブルなパリジャンたちが行き交います
。最先端のモードを発信するお店がたくさんある一方で、中世の貴重な建造物も残っている、パリの昔と今が混在する魅力的な場所です。
ここは、フランス感満載の観光しながら街歩き、ついでにショッピングという過ごし方に最も適している場所なのではと感じます。
歩き食べが出来そうなケバブやサンドイッチ店もあり、少し歩くと公園なんかもあるので、軽く軽食やおやつを買って公園で食べるといった過ごし方も出来る場所です。
モードの基本的なブランドはもちろんのこと、セレクトショップや小さなアクセサリー屋、ヴィンテージの古着屋なども点在し、歩きながら色々なお店を見つけるのも楽しいエリアです。
このエリアの難点はずばりお手洗い。
カフェに入るのも良いのですが、基本的にカフェのトイレは小さく、コートを掛ける場所や荷物を置く場所が無く、便座も無い場合が多いです。
トイレが地下にある場合が多いのですが、荷物を店内に残してトイレに行くのは防犯上お勧め出来ません。お手洗いには鞄は必ず持って行きましょう。
マレ地区の入り口にもなるメトロ1号線のSaint-paul(サン・ポール)駅で降り、近くにあるスターバックスで最初にトイレを済ませてから散策するのも一つの手です。
ここは、プランタン百貨店と共に、私がお気に入りの買い物エリアの一つです。
5、Le BHV MARAIS (ベー・アッシュ・ベー)
ここは、パリ市庁舎(Hôtel de Ville)の向かいにある、パリっ子の東急ハンズ的存在の地元の人に愛されるデパートです。
洋服、キッチン用品、文房具、家具、工具、寝具などなど、全てが揃うのに、基本的な所は全て押さえているパリジャンヌの集う場所となっています。
キッチンコーナーや文具コーナーにはフランスの可愛い小物が多く並べられています。地元の人が好むような商品が多いのも特徴です。
ここのお勧めは何と言っても、穴場のフードコート「LA KANTINE」(ラ カンティーヌ)。
パリのレストランは注文から出てくるまでかなり時間かかり、前菜~デザートと最低1時間は必要となるのですが、ここカンティーヌはセルフサービスなので、ものの5分で食事に有りつけます。
物価が高いパリにて、ここのフードコートは凄く良心的な値段設定と、庶民的なメニューの数々。100席ほどのスペースがあり、食堂のような雰囲気です。
大皿にメイン料理(肉や魚)と野菜2、3種類を乗せて、10ユーロ~15ユーロ。
一皿でも十分食べ応えのある量になっていますが、好みでサラダやデザートをチョイスする事も可能。観光客は本当に少ないです。
同じフロアーにトイレも有り、子連れの我がファミリーはよく利用しています。
そして、私は一人でのショッピングの日は、まずはBHVの「LA KANTINE」でランチをし、トイレを済ませてマレ地区に繰り出すというのがお決まりのパターンになっています。
※追記 2019年10月現在、「LA KANTINE」は改装され、「les tables perchées」に新装されましたが、内容は今までとほぼ変わりありません。
お薦め記事→私の行きつけ、BHV内のles tables perchéesで気軽ランチ
というわけで、観光に来た場合のお勧め5選、
- オペラ座を見た後にも行ける好立地が特徴で、フォトジェニックな内観も素敵なギャラリーラファイエット
- 買い物が目的なら居心地が良く静かにゆっくり見れるプランタン
- シックでお洒落な地元のマダムの雰囲気が味わえる、お土産選びに最適なボン・マルシェ
- パリ観光で押さえておきたい街歩きも兼ねた若者のエリア マレ地区
- パリ市庁舎も見ながらパリジェンヌのような過ごし方が出来るBHV
どこもそれぞれのカラーが楽しい場所となっています。パリ観光の時の参考になれば幸いです。