フランスで就職できた話(3)舞い込んできたチャンスを活かす!

フランスで仕事を探す 海外で仕事をする

子どもが、少し手が離れたタイミングで、11年ぶりに社会復帰しようと、求職活動を始めた40歳の私ですが、

フランスで就職出来るまで

フランスで就職できた話(1)何かが変わり始めていく

フランスで就職の第一歩

フランスで就職できた話(2)実際にCVを作成し求人に応募するまでの流れ

毎日求人サイトを見る日が続き、今後の為に自分自身ともう一度対話します。

そして、今年こそは! 夏は日本には帰らないぞ!

今年は仕事を絶対に見つけてやる!!とかなりの覚悟を決め込み、

そして今まで以上に友人達、そして近所のママ友達にも「仕事を探しているんだよね~」と言いまくっていました。

そんな中、昨年末にCVを送った在フランスの日本企業から

「前回求人に問い合わせて頂いた件で、今、人を探しているのですが…」とお声が掛かりました。

この企業は私が将来やりたい事や興味に繋がる仕事内容だったんですよね。

でも、スポットの仕事だし、業務的にも今の私のフランス語力では難しいと判断し、お断りする羽目に。

「フランス語をもっと頑張るので、上達したらまたこちらから連絡させて下さい。

ただ、私が出来る事があれば何でもやりたいので何かあれば連絡下さい。」と伝えました。

 

ああ、確実に今まで動いてきた事が、種をまいた事で、何かが動き出してきている。

そんな感触を感じ、これまで以上にフランス語、就職活動を奮起する事になります。

 

そんな中、私の友人が妊娠が発覚したようで、産休取るんだけど、産休代理として求人にエントリーしてみる?と声を掛けてくれたのです。

なんという有難い情報~~~~!!!

日本企業のフランス法人。しかも週に3回。

契約はCDDで半年~1年だけれども、私にとっては11年のブランクというマイナスポイントを抱えた上でのこの上ないチャンス。

 

産休代理のCDDで一般の就職よりは、入り込むには敷居が低い。

そして、Assistante administrativeという私が経験してきた事が活きそうなポジション。

 

これは人生のチャンスだ。

これを逃しては駄目だ!!

というわけで、今まで挑戦してこなかったフランス法人(正確に言うと日本企業のフランス法人)にチャンレンジする事にしました。

しかも、エントリーするまでに1週間ぐらいの猶予しかない。

いやいや、私のフランス語のレベルはまだ自己判断でA2なんですけど~(笑)!!

文章だとね、ある程度翻訳アプリを使いつつ理解出来るし、人が話している事もある程度理解は出来る。

ただ、こっちは日日家庭で、家では100%日本語で生きているので、なんなら沖縄方言で話しているので、なかなかフランス語が瞬時に出てこない(笑)

ここでガッツリとフランス語の壁にぶち当たる事となります。

 

産休代理として友人である私にも声かけてくれてはいますが、企業の人事は求人サイトに求人情報を載せているので、他のフランス人との戦いとなる見込み。

早急にフランス語のCVを、この企業、ポスト向けに書き直し作業に入りました。

今回のポスト向けに必要な情報をピックアップし、

不必要なものは消したり簡素化し、このエントリーに特化したものに何度も何度も書き直し、バージョンアップしていきました。

先述したフランス語を教えてくれる近所の友人にも見てもらい、手直しを繰り返し、フランス語の学校の先生にもチェックをしてもらいCVは何とか完成。

後は一番の強敵であるモチベーションレター(Lettre de motivation)。

しゃべり言葉も危うい私にとってはビジネスフランス語というのか、正式な表現での文章作成は本当に難しい試みでした。

CVを受け取る立場の旦那が、「モチベーションレター(Lettre de motivation)を見て、CVまで見るかどうか決まる。」との発言。

これはCV以上に力を入れなくては・・・

先ずは「CVを見たくなるようなもの」にしなくては・・・一球入魂です。

 

ネットでモチベーションレターの書き方や心構えなどをチェックし、

Lettre de motivation example や、Lettre de motivation simple、modelesなどでググり、Lettre de motivation simple (4 exemples types, +20 modèles)や、

私がCVを作ったCanvaのLettre de motivation : les 25 meilleurs modèles et conseils pour n’importe quel jobなどで構成を盗み、

日本社会のやり方を捨て、フランス流に特化した自分のアピールの方法を考えます。

今までやってきた経験のどういう所がこのポストに向いていて、

私はこの会社に何をもたらす事が出来るのだろう。

そして長所や個性をどう応用できるのか。

ここでもまた自分とガッツリ向き合う事になります。

これは一度自分で作り込んだ後に、周りの人にもチェックしてもらうのが良いかもしれませんね。

自分では弱いと思っていた所が周りから見るとポジティブ要素だったり、

自分では思いもよらない表現方法や視点をもらえたり、またもや自分の思い込みに気づかされ学びとなりました。

旦那(日本人)に頼ろうとするも、あまり対応してもらえず、「自分で頑張れ」と。

ここで突き放され、超ムカつき、魂から意地がふつふつと出てくるのがわかりました(笑)

ああ、今までフランス語やってこなかったツケがここで回ってきた~~~。

 

翻訳アプリを駆使しながら、自分の言いたい事を英語に直し、そこからフランス語表現に変え・・・と、色々と試行錯誤で文章をレターを作り、最後は近所の友人ママImeneに手直ししてもらいました。

彼女は聡明でビジネスウーマン、私のつたない表現からポイントを汲み取り、かなり素敵な表現に変えてくれました。

ありがとう!Imene!!

結局、周りの人達に助けられて無事CVとモチベーションレターを人事宛てに送付しました。

なんか、達成感。神様~~なんとか面接まで辿り着かせて下さい~~~!!

フランスで就職活動

フランスで就職できた話(4)就職面接(Entretien)に向けてやった事