フランスで就職できた話(4)就職面接(Entretien)に向けてやった事

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専業主婦での11年のブランク後に、40代で就職活動を始めた私は、

フランスで就職出来るまで

フランスで就職できた話(1)何かが変わり始めていく

フランスで就職の第一歩

フランスで就職できた話(2)実際にCVを作成し求人に応募するまでの流れ

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フランスで就職できた話(3)舞い込んできたチャンスを活かす!

友人からの産休代理の求人情報を聞きつけ、早速懇親のCVとLettre de motivation(モチベーションレター)を送付し、待つ事2週間。

 

面接に来てくださいの電話連絡が!!!!!!やっほ~~~~~~い!!!!!(←ダサい、古い(笑)

ガッツポーズって自然と出るものなんですね(笑)

人生の中での久しぶりに感じた達成感。(←まだ面接なのに)

いや、なんだか前に進めた感じがしたんです。

11年間フランス語のモチベーションも上がらずに勉強を疎かにして、専業主婦だったので、こういうチャンレンジをしてこなかった。

久しぶりに必死で頑張った事なので、それが動き出す事が本当に本当に嬉しかった。

この連絡を待っている間、いつ電話が来ても良いようにと、使うであろうフランス語表現などを紙にメモり、外出時も携帯していました。

旦那からのアドバイスで、フランス語が不慣れな頃は、急に電話で話すのは至難の業だと。

なので、

あえて電話が来ても取らず、気持ちを整えメモも準備した上でこちらからかけ直すという作戦も有りだと。

なるほど。相手を待たせたら駄目だと焦っていた今までの私からは目から鱗の視点。

なるほど。自分が何かを勝ち取る為には、「出来るだけ自分が得意な状況に持っていくのも方法なんだな」と学びました。

私の場合は、たまたま電話に気がづかず留守電にメッセージが残っていたので、事前に用意したメモと、日時等を書きとめるペンも準備し、集中出来る環境を整えた上でかけ直しました。

電話の対応にも良い印象を与えるべく、最高のパフォーマンスが出来るように力を注ぎました。

 

よし、浮かれてられない。ここがスタートラインだぜよ。

ライバルはフランス人。ここはフランス語が不十分な私が出来る事を絞り出すしかない。

という事で、今度は面接の準備。

面接は1週間後。

まあ、CV送った後の期間、面接までいけた場合を想定して、

英語とフランス語で今までの職務経歴を言えるようにまとめてはいたのですが、ここからは本気を出して準備だ!

まずはネットやYOUTUBEで情報を収集しました。

面接(Entretien d’embauche)という単語でおおまかに調べたり、Comment préparer un entretien ?などで情報を取りました。

フランス語のサイトは基本翻訳アプリでチャチャっと必要な情報だけ取ります♪(←そこでフランス語で読まない私♡)

※この辺りの情報は色々あるのでまた次回まとめてみます。

ここで、私からのアドバイスがあるとするならば、最初からフランス語(外国語)で表現しようとすると、自分が言える程度の返答を用意しがち。

まず始めに日本語でどう伝えたいかを「表面的な所では無く、相手にとって必要な情報は何かを見極めて」まとめる方が良いんじゃないかな~と感じました。

フランス語が下手な40歳。当たり障りのないコミュニケーションをしている場合では無い。

相手が「この人と仕事をしたい」と思ってもらえるような印象を与えるべき。

なので、本当の意味で面接だけの受け答えでは無く、この会社、このポストに対して私個人が何を貢献出来るのか、必死で考えます。

それにはやはり求人ポストの情報、そしてその会社についても調べました。

どういう社風で、今、どういう所を目指しているのか。

企業の理念やテーマなどと自分の出来るところの共通点や方向性をすり合わせていく作業をしました。

頭で必死こいて考えた事は、たとえ言葉がつたなくても伝わるものだと、その誠意は絶対に伝わると信じて落とし込みました。

そして、旦那と、友人に見てもらいました。

近所の友人のImeneは、どう伝えたら良いかの表現するフレーズまで教えてくれました。

こういうの本当に助かります。

ビジネスの場で使う表現は、やはりそのレベルのビジネスマンに訊くべきだな~と改めて実感。

そして、こういう質問にはこう応えるという表現を作り出し、ただただ必死で頭に入れました。

私の場合は旦那が日本人なのであまり練習台にならないので、

携帯のビデオで自分が話している様子を撮り、発音や話し方をチェックするというのを何度も行いました。

自分が話している所を客観的に見るのは、本当に大切。

自分で思っているよりも声が暗かったり、話し方にクセがあったり、口元がひん曲がっていたりと、自分で見ていて気持ちが悪い(笑)

 

こんなはずじゃなかった・・・。 改めよう。

 

そして、フランス語の発音が悪い私は、携帯の翻訳機能に向かって発音し、ちゃんとその単語を拾って訳してくれるかをひたすらチェック。

一つの単語では伝わっても、フレーズや長めの文章にすると、リエゾンを意識しすぎて発音が疎かになったり、言いにくい単語があったりという事もあり、何度も何度も練習しました。

そして、面接の前日は要点だけを紙に書き、壁に貼り、

キッチンで料理をしながら、歯を磨きながら、どうしても伝えたい要点だけは言えるように何度も何度も練習しました。

もはや、やれることは全部やった。

久しぶりにフランス語にこんなに向き合った瞬間でした。

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