11年の専業主婦でのブランクがありつつ、40歳で就活を始めた私ですが、
始めはフランス在住者の為の日本の求人情報サイトで求人を探し、
CV(職務経歴書)を作成し、求人を毎日チェックする日々
そんな中、友人の妊娠が発覚し、彼女の産休代理としてのポストに挑戦する事になり、
色々とエントリーに向けて本気の準備を始めます。
面接の向けた準備をしつつ、フランス語のレベルを思い知らされる出来事もありつつ、
面接の日を迎えました。
色々と情報は取っていたんです。
日本人がフランスで就活しているブログを読んだり、YOUTUBEを見たり、
フランスの面接についてフランス語でも情報を取り、(でも翻訳機でパパっと読んでみたり♡)
質問されるであろうという内容の応えを用意し、それを言えるように何度も練習を重ねてきました。
情報を取った上で聞かれるであろう質問は
・あなたについて話してください。
・わが社(このポスト)を選んだ理由は?
・あなたのどのような所がこのポストに適していると思いますか?
といった質問の応えを確認している中で、
自分の強みや出来る事、そして出来ない事が自分で再確認し腑に落ちるようになっていました。
フランスで就活 面接でどのような事を聞かれたか
少し綺麗目な恰好をし、面接に向かうと産休にもうすぐ入る友人Aが出迎えてくれました。
人事担当の方は50代ぐらいのすらりとしたマダム。
訊かれた事といえば、
「このポジションがどのような仕事か理解していますか?Aから話を聞いている?」
「はい、こうこういう職務内容だと聞いています」
「あなたはこういう仕事出来ますか?」
「はい、私は〇で仕事をしていた時にこのような事務関係も担当していたので、月謝の管理や給与計算、講師のスケジュール管理、講師や親御さんとのコミュニケーション、面接や契約の管理をしていました」
「また、管理業務で言えば、テナントとの契約書のやり取り、売上の管理、請求書の発行などを担当していました」
「〇での業務で多国籍の方とやり取りをしていたので、日本語・英語・フランス語でのやり取りや文化的な相違を調整していくことが出来ます」
嘘ではないものの、
私の本来の専門とは違う部分で、うっすらやっていたけれども、そこまで完璧なものでは無い。
しかも実は上記に挙げたような経理業務は少し苦手だったり。
まあ、それでも少し?いやだいぶオーバーに出来る感、やってきた感をアピールしました。
「もし働く事になったらこういう業務時間となります。それで大丈夫ですか?」
そして最後に、
「何か質問はありますか?」
これこれ、ネットで見たやつだし、周りの友人達からの助言があったやつで、


その助言を受け取り、
「この契約の期間が終了した後に、他のポジションでも良いので働ける可能性はありますか?」と質問しました。
ここで、「私はこの会社自体が好き」働く情熱がある事をアピールして終了。
私は日本で面接をする側を経験した事があったので、そこで感じた
「この人と一緒に働きたいか」「仕事を任せるだけの信用のおける人か」
という所を念頭に置いて臨みました。
言葉の問題はしょうがない。
文法がぐちゃぐちゃでも、熱意と誠意をもって、この人にこの仕事任せて問題がないだろう。
そう思ってもらえるように意識し、「私はこんな人間です!」というのを伝える事に比重を置きました。
今回はCDIではなくて期間限定のCDDという事もあり、普通の面接とは多少違うとは思いますが、
しゃべらせる面接というよりかは、端的な質疑応答のようなスタイルでした。
自由に話すスタイルだとフランス語のボロが出やすいので、かなり助かったな~という実感でした。
いや~終わった。
久しぶりの達成感というのか充実感。
今の自分の出来るレベルでやるだけやったから後悔無し。
帰り道、本当に清々しい気持ちで家路につきました。
帰りに友人Aからlineがあり、「フランス語思っていたよりは大丈夫だったよ。」って言ってたよ、好感触だったよ。」と。
ここで受からなくてもいいや。自分のレベルがわかったし、この数週間でだいぶフランス語を話す脳になったよな~。としみじみ。
やってきた事は全て私の血となり筋肉になったな。
久しぶりに、いや15年ぶりぐらいに本気を出し切って、今までの私の限界というか、天井を越えた気がしました。