出来る限り「持続可能な社会を目指したい」生態系への負担をへ減らしたい。
そういう思いから、エコ掃除にのめり込んでいった私ですが、一旦ハマると、重曹、クエン酸と、少しづつ用途に分けて使い分けるのが楽しくなってきます。
海外ではクエン酸よりもホワイトビネガーの方が市場で手に入りやすい!
でも、ホワイトビネガーとクエン酸と酢の違いって何?
そして、使い続けていると、クエン酸よりも使い勝手が良い事に気が付きました。
安くて買ったままのそのままの形状で使えるホワイトビネガーの家中での活用法をまとめてみました。
- ホワイトビネガーを使うようになったきっかけ
- ホワイトビネガーの特徴
- ホワイトビネガーと酢とクエン酸の違い
- 私のお気に入りの使い方
- ホワイトビネガー使用する際の注意
ビネガー水の活用は特に冷蔵庫内で活きます↓
1、ホワイトビネガーを使うようになったきっかけ
ホワイトビネガーを使うようになったきっかけ、それは妊娠中のトキソプラズマ対策でした。
日本では妊娠中の注意事項として「葉酸をしっかり摂る」などが注目されますが、フランスでは妊娠中のトキソプラズマ感染の予防が非常に重要視されています。
私のように感染していない人が妊娠中にトキソプラズマに初めて感染し、母体を通して胎児に感染すると危険だという事で、毎月の血液検査でチェックしていました。
そこで、何故ホワイトビネガーが出てくるかというと、トキソプラズマの原虫は土の中にもいるとされています。
ここフランスのマルシェやスーパーなどで購入するサラダや野菜等が土付きであったり、綺麗に洗われていないこともよくあるので、ホワイトビネガーでサラダや果物を洗い、感染を予防するのに使うのです。
その際は水で薄めて使います。ボウルに水を入れ、そこにホワイトビネガーを少し入れ、いつも通りに洗うだけでokです。
その際にホワイトビネガーの便利さを知り、余ったビネガーをどう活用しようかと試行錯誤を繰り返し、現在では手放せないものになりました。Vinaigre Ménager
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2、ホワイトビネガーの特徴
- 酸性→アルカリ性の汚れを中和して落とします。水垢とアンモニア汚れに最強。
- 揮発性がある→二度拭きいらず。汚れと共にニオイも揮発し無くなります。
- 液体→そのままスプレーとして使える手軽さ
- 酢酸の抗菌・殺菌効果→汚れを綺麗にしつつ更に抗菌殺菌作用がある。
- 酢のにおいがする→数分経つとニオイも揮発し、気になるニオイを残さない。
まとめると→水垢を落とす、アンモニア汚れと臭いを落とす、酢酸の除菌殺菌効果
ホワイトビネガーがどの種類の汚れに適しているのか、その違いを理解する為に私が覚えやすかった方法は、その汚れの性質がアルカリ性か酸性かを見極めるという事。
これが理解出来るとその他の汚れにも応用出来、掃除が楽しくなってきました。
ホワイトビネガーは酸性なので、アルカリ性の水垢やアンモニア汚れを中和して落とす!
ここである疑問が。
3、ホワイトビネガーと酢とクエン酸の違い
ホワイトビネガーは料理用にも使いますが、無色透明で安価なので、掃除にも最適といった違いですね。サラダを洗う際に使ったり、掃除用としても利用します。
日本でよく流通している酢は黄色味もあり、原料により糖を含んでいるものもあるので料理に最適。
これは逆に見ると糖を含んでいる分掃除には不向き。
クエン酸もアルカリ性なので、酸性の汚れを落とす点ではホワイトビネガーと一緒。ただ、クエン酸の特徴として
- 無色でニオイも無し
- 形状が粉→よって使い勝手に工夫が必要
- 二度拭きが必要
以上の点が挙げられると思います。
以前はよくクエン酸を利用していたのですが、湯沸かし器ポットに入れて沸騰させる方法でも、少し粉っぽさが残ってしまう。
レンジや冷蔵庫を拭いた後に、拭き後が残りザラザラして2度拭きでは足りず、3度拭き、4度拭きが必要になる。
そして、私がなによりマイナスポイントだったのは、スプレーボトルに入れてクエン酸水を使って掃除♪と張り切っていましたが、スプレーボトルの水吸い上げるホースに粉が詰まり、スプレーとして出てこない!つまり使えない!!!
私が利用していたスプレーボトルのホース部分が細かったのも問題でしたが、スプレーとして掃除が出来ないと一気に使用頻度が下がり、粉を振りまいていたりと使用していましたが、ズボラな私には向かない。
※2020年4月7日追記 クエン酸水を作る場合はお湯(42℃程度)で溶かすと粉がちゃんと溶けます。その場合のスプレーボトルは瓶タイプがおススメ♪
こちらは日本のアマゾンで見つけた遮光瓶スプレー。250mlなので軽くて使いやすそうです。
Frcolor スプレーボトル 250ml 霧吹き 遮光スプレー 茶色瓶 ガラス製 空容器 アロマ 詰め替え容器 細かいミスト アルコール 対応 1本
そしてクエン酸では2度拭きが必要なのに対してホワイトビネガーはそのままスプレーするだけでOKで拭き取りいらず、気になるニオイは30分もすれば揮発する。
よってより使い勝手の良いホワイトビネガー信者になりました♪
amazon.frで購入するならば、この商品が安くで買えるかな→Vinaigre Ménager
4、私のお気に入りの使い方
巷には色々な情報がありますので、ここは私のお気に入りの使い方のみを紹介します。
最初はビネガー独特のにおいはしますが、30分もすれば揮発しにおいは気にならなくなります。
- シンク周りの水垢落とし→購入したホワイトビネガーを水で薄めてビネガー水を作っておき、(ビネガー5%以下が理想的だそうですが、私は適当に薄めています笑)シンクに噴射し、スポンジやブラシで擦ります。頑固な水垢がピカピカに。
- 冷蔵庫内の掃除・除菌→冷蔵庫内にもビネガーなら安心!という事で、冷蔵庫内の棚などに気がついた時に常にスプレーし汚れを拭き取ります。私は1週間に一度は冷蔵庫内の食材を空にしたいタイプなので、空になった冷蔵庫内を買物前にビネガーで掃除・除菌し、清潔を保っています
- トイレ周り掃除・消臭→トレイの汚れが落ちるのはもちろん、トイレのアンモニア臭はアルカリ性。という事でアンモニア臭も中和し消臭。しかも、臭いの元となる雑菌の繁殖を防ぐ働きもあるので、トイレ掃除はビネガー以外考えられません。
- お風呂周り→水垢掃除に最適。ビネガー水をスプレーし、5分ほど置いてスポンジやブラシで擦るとピカピカに。
- 茶渋落とし→マグカップに茶渋が付いた際、以前は漂白剤(Javel)を利用していました。ただ、薬品が強くニオイも残っている感じがする。今ではビネガー水をスプレーし、しばらく置いてスポンジで軽くこするだけで簡単に落ちます。頑固な茶渋にはビネガー濃度を高めにすると効果有りです。
- 排水溝のヌメリ取り・除菌→ホワイトビネガーと重曹を1対2の割合で排水溝に流し込むと、ブクブク発泡してきます。そして30分ほど置きブラシでこすると、汚れもニオイも綺麗にしてくれます。以前はDestopを使用していましたが、何だか環境に悪い気がして心苦しかったのが解消されました。
5、ホワイトビネガー使用の注意点
- 塩素系洗剤と一緒に使用してはダメ→塩素系洗剤と酸性のホワイトビネガーを混ぜると有毒なガスが発生する場合があります。
- 鉄やアルミと大理石はダメ→鉄やアルミにお酢を使用すると錆の原因になります。大理石は主成分が炭酸カルシウムなので、酸と反応して溶けてしまいます
- つけおきパックはほどほどに→以前お風呂場を掃除していた際に、シャワーヘッドをビネガー水に漬け込んでいたのですが、子どもの世話をしている間につけ込んでいた事を忘れ4,5時間放置。シャワーヘッドのプラスチック部分が傷み、シャワー水の出口ではない場所から水が漏れてしまう結果となりました。また、別の日はシンクの水栓金具についた水垢を落とそうと、ビネガー原液で長時間ビネガーパックをしていたら、酸性と反応して水栓金具のメッキや塗装が剥がれてしまったんです。どちらも、私が酸度の強いホワイトビネガーを薄めずに使ってしまったという失敗談です。対策としては、ビネガーは薄めて5%以下の濃度で利用する。長時間置き過ぎない。という事ですね。
以上、私が愛用するホワイトビネガーについて、私目線の使い方と失敗談等をお届けしました。
安くて使い勝手も良く、人体にも安心な上環境にも優しい。
自分の意思でほんの少しでも環境に優しくなれる。掃除をする度にそれを選んだ自分自身に心が晴れやかになり、何だか気持ちが良い。
そして、日本だとアマゾンパントリーで購入出来るこちらを見つけました。
エコ掃除についての記事→ 重曹(bicarbonate de soude)でエコ掃除
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エコ掃除についての記事2→ 重曹(bicarbonate de soude)の活用法キッチン周りの掃除