フランスで古くから使われているマルセイユ石鹸ですが、一体マルセイユ石鹸とは何?
普通の石鹸と何が違うの?アトピーにも効果があるの?
様々な種類がありすぎて一体何を選べば良いの?
ダ〇ソーのように「マルセイユ石鹸」を名乗っているけれど、品質が伴っていない商品も巷にはあふれているのでどう選べば良いのかわからない。
過去の私のそういった疑問から、マルセイユ石鹸を購入したきっかけと、
どう選べばよいのかのコツと、マルセイユ石鹸歴5年の私が、実際に使ってみての感想をまとめてみました。
1,手荒れや乾燥、見直すべきは保湿ではなく石鹸
もともと、石鹸を意識し始めたのは長男と私の肌疾患が始まりでした。
医者に見せてもステロイド剤を処方してくれるだけで、その薬を塗り続け、頑張って保湿をし、治ったかと思って少し気を抜き薬を止めるとまた再発。
石鹸をオーガニックに変え、皮膚科医が薦めてくれた保湿剤に変え、色々なメーカーを試し、シャワーヘッドも軟水化浄化に替え、それでも再発を繰り返すこと数年。
これは根本を変えなくてはならない。
色々試した結果は、やはり出来る限り手を石鹸で洗わないようにする。これに尽きます。
とはいえ、外出後の石鹸での手洗いはどうしても避けられないので、まずは「石鹸を肌に優しいものに変える」が一番効果がありました。
「皮膚は臓器」という考えの下、皮膚の天然のバリアを壊しすぎない、シンプルな成分のものを選ぶようになりました。
そして、色々試した結果、手洗い石鹸と食器洗い洗剤をマルセイユ石鹸に変える事にしました。
小さい頃から手の多汗症で手を洗いすぎる習慣があった私が、フランスの衛生観念がそれをもっと加速させ、頻繁に手を洗う事を教え込んでいたのですが、それが一番の原因だなと気がつきました。
毎日使う「石鹸」を改めて見直すきっかけとなりました。
肌湿疹や肌の乾燥が気になってとにかく保湿〜と思っていたのですが、見直すべきところは保湿剤ではなく、石鹸なのではという考えに至りました。
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2,マルセイユ石鹸とは何?どう使う?


マルセイユ石鹸は、ルイ14世が定めた製法基準を300年間守り続ける石鹸で、「主成分は新鮮なオリーブ油とし、植物油全体の含有量が72%以上とする」
植物油のみで、添加物(防腐剤、着色料、香料、動物性脂肪)を含まれていません。
外部サイト 石鹸百貨 マルセイユ石鹸の歴史に詳しく説明されています。(少し複雑な歴史があるので長くなるんです。)
原料は、ソーダと塩と水に加えて、
オリーブ色のマルセイユ石鹸はオリーブオイル、
白っぽいクリーム色のマルセイユ石鹸はコプラオイル(ココナッツオイル)かパルムオイル(パームオイル)だけのシンプルな材料で作られています。
なので、本物を、良質なものを見極めたい場合は、植物油だけを用いているか、そして合成物や着色料は使っていないのか?で判断できると思います。
良質なマルセイユ石鹸って何にでも使えるです。
手洗いはもちろんのこと、体、髪の毛、歯磨き粉代わり、食器、洗濯、家の全ての掃除。
なんて素晴らしいのでしょうか。
しかも、環境に優しい。石鹸の生分解性は界面活性剤の中で最強です。
微生物が簡単に分解してくれますし、食べても毒になりにくい。
どうせ使うならば、人間にも環境にも優しい方が良い。


これについては数人の皮膚科医にも相談した事があるのですが、マルセイユ石鹸自体にはアレルギー成分は無いので、基本的には成分が優しく赤ちゃんにも使える。と。
しかし、アトピーや肌疾患にはよりよく特化した薬用ソープの方がアトピーを悪化させにくいとの事でした。
なので、我が家はマルセイユ石鹸も使いつつ、薬用ソープも併用しています。
私自身、マルセイユ石鹸の種類というか、クオリティによって使用感がかなり変わるなという印象。
我が家は、手洗い石鹸にはやはり、良質なマリウスファーブル社のマルセイユ石鹸 オリ-ブ200g
3,マルセイユ石鹸は食器洗いにも使える
スポンジでも使えるのですが、こうやってブラシと共に使うと、なんだか可愛い♡
ずっと欲しかったのですが、以前購入した大量の洗剤やスポンジのストックがありそれを使い切るのに時間がかかり、理想の形が手元に届くまでだいぶ時間がかかりました。
注文の品がやっと来た~~~♪




食器洗い用ブラシ各種の実際のレビューなどまとめた記事はこちら↓
そして、食器洗いにはこのLa Corvette(ラ・コルベット) サボン・ド・マルセイユ オリーブ 200g
油汚れもしっかり落ちるけれど、オリーブオイルが72%配合されているので、食器洗い後の手のバサバサ感は軽減されます。
食事を変え、石鹸を変え、生活を変えていくと、だんだんとシンプルな自然な形に辿り着きました。
肌疾患は以前に比べると良くなってきました。
そして何よりの収穫は、自分の為に決断した石鹸が環境の為にも良いし、何よりも「良いものを大事に使う暮らしの心地よさ」を教えてくれました。


というわけで、これからキッチンを整えていきたいと思います。
自分の好きなものを身の回りに置く それだけで毎日少しずつですが気分が上がります。
自分の大切にしたい物を大切に。
大切な物は大事に扱うし、大切なものを使っている時間もまた、気持ちが満たされます♪



