月経カップを2年間使ってみた体験レビュー

月経カップを2年間使ってみた体験レビュー 丁寧な暮らしを目指す

生理中の肌の不快感から解放されたい。

ナプキンのプラスチックゴミを減らしたい。

そういう想いから試してみた月経カップ(ルナカップ)ですが、2年間実際に使った感想は、実は「うまく使いこなせていない」んです。

月経カップを使ってみての良かった点、気になる点をまとめてみたので、実際に購入を考える際の参考にしてもらえたらと思います。

意気揚々と月経カップを購入したのは良いのですが、何だか装着中の違和感があったので、基本的には家の中で過ごす日に限って使用していたのと、基本的に使う頻度は1回の生理中に1回。

そして試す月もあれば面倒くさくて全く使わない月もあり、実際には毎回使っていたわけではありません。

なので、真剣に改善に向けて取り組んでいない事も結果を左右している一因だと思いますが、一体験談としてまとめてみました。

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お金は「得られるものに焦点を合わせる」となんだか豊かに感じてくるという話

月経カップを購入した理由

まず、最初のきっかけになったのは28歳頃に購入した布ナプキン。

オーガニックの展示会に行った際に一緒に行った友人が購入したので、つられて購入しました。

使い心地は良かったものの、なんせ管理が難しい。

特に子どもが居ると使用後の布ナプキンの洗濯のタイミングを逃すので、自然と布ナプキンから遠ざかるようになりました。

そして出産もひと段落し、自分自身の身体を整える事に意識が高まってきた35歳頃から、生理との上手い付き合い方を改めて考え始めました。

生理用ナプキンのゴミの量を減らしたい。トイレにゴミ箱を置いておくと臭いも気になるし、片付けするのもひと手間掛かる。

そして何より、「出来る限り脱プラスチックを目指したい」

海へ捨てられるプラスチック5位「生理用品」なんですって。

一般的な生理用ナプキンには多くの有害な化学物質が使われており、成分の90%はプラスチック

「生理用品が消費するプラスチックの量」といわれても、ピンとこないだろう。女性は平均で40年間、生理を経験する。月に1度、5日間ほど出血があり、期間中に20枚のナプキンを消費する。

つまり、1人の女性が9,600枚のナプキンを人生で使う試算になる。1つのナプキンに含まれるプラスチックの量は、レジ袋4枚分程。女性は生涯で、38,400枚ものレジ袋に値する量を消費しているようなものだ。

引用:Plastic Fighters Japan HP

「私たちが生理用ナプキンを使うのは4~8時間だが、その分解には500年かかる。つまり、ジェーン・オースティン(1775年生まれの小説家)が生理ナプキンを使っていたとしたら、その分解は今でも続いている」

引用:Forbes Japan HP

higamaki
もうね、何となく知ってはいたけど、この数字を出されるともはや無視は出来ないですよね。

というわけで、月経カップを探していたら、行きつけのオーガニックショップで月経カップ(ムーンカップ)があったので試している事にしました。

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2年間月経カップを実際に使った感想

私が購入したのは出産経験のある人向けのミディアムサイズ。

結果、購入して2年、何度もチャレンジしているのですが、なんだか上手く使えない。

何だか装着中の違和感があったので、基本的には家の中で過ごす日に限って使用していたのと、使全くう頻度は1回の生理中に1回。

そして試す月もあれば面倒くさくて全く使わない月もありました。

月経カップの詳しい使い方を紹介している外部HPページ

月経カップを使用して、良かった点

  1. ナプキンのゴミが出ないので、臭いが気にならないしゴミが無くなる
  2. 自分の生理中の経血量が目で見て把握出来る
  3. ナプキン使用時の不快感が無い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ニオイとゴミ問題から解放される

トイレに設置しているゴミ箱。やはりナプキンだと片付ける際に多少なりと嫌な臭いがする。

なので、生理中家族に不快感を与えないようにと、ゴミ捨ての頻度が多くなり、何となくその期間中意識がゴミ箱に行くけれども、月経カップはそのゴミ箱問題から解放されます。

上手く使えるようになると生活スタイルが少し変わるのかな。

自分の生理中の経血量を把握出来る

ナプキンだとなんとなく「多いな~少ないな~」という印象だった血液量が、カップの中に溜まるので目でしっかり確認出来る。

初めて自分の経血量を見て、想像よりも多かったりして、これは鉄分不足になるよな~と実感しました。

自分の身体としっかり向き合う作業は大切だなと意識が高まった瞬間でした。

ナプキン使用時の肌への不快感が無い

生理中の肌の痒みや不快感から確実に開放されます。

ただ、私の場合は装着に違和感があった事もあり、念のためナプキンを併用する事も多かったです。

月経カップを使用して気になる点

  1. 正常な挿入場所が掴むまでにコツがいる
  2. 取り出す際に手に血液が付くので使える場所が限られる
  3. トイレで再度挿入する際、衛生的に気になる

詳しく見ていきましょう。

月経カップの挿入場所がうまく掴めない。そして違和感がある

これは、何度試しても月経カップの固定場所が「私なりのいつもの場所」に留まり、その定ポジションだと違和感があり、少し痛い。

念の為に使ったナプキンに出血が漏れてしまう結果に。

ネットで調べると、おそらく挿入位置が手前過ぎて駄目(月経カップの引き出す取っ手部分がはみ出ているから)という事が判明。

きっともっと奥に挿入するべきなのだろうが、何度試しても奥で収まらず「私なりの定ポジション」になってしまう。

月経カップのサイズの問題かもしれないし、商品を変えたら良いかもしれない。

それでも、とりあえず今、目の前にある月経カップではなんだか上手くいかず、そして痛くて断念。

月経カップを取り出す際に手に経血がつく

月経カップを取り出す際に、やはり多少なりと手は汚れてしまいます。

引き出すにはコツがあり、最初の内はコツが掴めずに便器を汚してしまったり、下着に血液が跳ねてしまう羽目に。

失敗から学んだ私はティッシュを使い引っ張るも、なんだか手こずってしまう。

月経カップを再挿入する際に衛生的に気になる

月経カップに血液が溜まり、それを一度トイレに捨てて、水で洗い流して再度装着するのが基本の流れ。

しかし、我が家のトイレは手洗い場が付いていないタイプ。

そうなると、一度取り出して血液を捨てた後、再度そのまま装着するか、一度お手洗いから出て、手洗い場で洗い流して再度装着という流れになってしまい、何だかやりずらい。

自分の血液だから汚いとう事は無いにしても、カップの血液を捨てそのまま装着する際に、自分の手が綺麗なのか、疑問に思ってしまう。

手を洗ってトイレに入れば良いのか?なんだかわからなくなってくる。

そこが気になって、まだ外出先で使う事が出来ない状態です。家以外のトイレで使う際は慣れてから使う方が良いのかなと思います。

higamaki
しかも、ただでさえ生理痛があったりとセンシティブな生理中に、なんだか新たな負担をかけているようで、何だか体がドッと疲れる・・・。

以上の理由でなんだか上手く使いこなせないでいます。

ネットで色々な体験談を読み漁ったのですが、ポイントは自分に合ったサイズや商品を選ぶ事かなと思いました。

あとは、月経カップ自体が自分に合っているかどうか自分との対話が必要ですね。

メーカーによって月経カップのサイズや形が様々ですね。

私はフランスのBIOショップでこのメーカーしか無くて、この商品を購入したのですが、私の挿入の仕方が下手なのか、私の体形に合っていないのか定かではありません。

次回はもう少し下調べをした上で購入しようかなと考えています。

日本製が良いかなと探してみてるのですが、品質的にも安全なのかなと検討中なのが、Rose Cup(ローズカップ)

オーガニックコットンの布ナプキンのブランドであるスクーンカップ↓↓がサイズ感が小さくて柔らかく、クリアカラーがあるという事で気になっています。

現在、新たに布ナプキンも勉強中なので、もし、購入したら結果をシェアしてみますね。

GOTS認証のオーガニックコットンの布ナプキン

布ナプキンの選び方の基準はフランス流「GOTS認証のオーガニックコットン」