アボカドの水耕栽培を成功させるコツ6点【種の見分け方と置き場所・保管について】

アボカドの水耕栽培 発芽し易い種の見分け方こ栽培のコツ 丁寧な暮らしを目指す

数年間、アボカドの水耕栽培や土への植え替えを経験してきたのですが、

アボカドの種が全て発芽するかというとそうでは無く、発芽し易い種や、発芽を促す為のコツがある事がわかりました。

アボカドの水耕栽培が盛んなフランスで、色々と情報収集をし、そして失敗を繰り返した上でやっとたどり着いた

私なりの【アボカドの水耕栽培を成功させるコツ】をまとめてみました。

水耕栽培に適したアボカドの種の見分け方、そして水耕栽培を上手に進めるポイントと手順、そして発根・発芽の際の置き場所についてシェアしたいと思います。

絶対にアボカド栽培を失敗したくない方、はじめにざっくり流れを知りたい方は、この体験談まとめ記事は総集編となっています↓↓

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1,水耕栽培に適したアボカドの種の見分け方2点

アボカドの水耕栽培を成功させるコツ

我が家はよくアボカドを食すのですが、種って、アボカドの品種によって、そして一つ一つに個性があり、大きさや形も違いますよね。

私は数年間、食べ終わった全てのアボカドの種で水耕栽培を試みたのですが、どんな種でも発根するかというとそうでもなく、発根し易い種というものがある事がわかりました。

部屋がアボカドだらけにならぬ様、ちゃんと育つ種を見極めていくと管理が楽になります。

higamaki
発芽しないアボカドの種の水を毎日変える虚しさったらないです。

発芽し易い種のポイント2点とは、

①常温で保管したアボカドの種を使う事!

冷蔵保存したアボカドの種からは発芽しにくいです。

なので、出来る限りスーパー等の入手先でも常温保存されたものを選びます。

そして購入後も、家でも常温で保管し、食した後の種を使うと発根し易いです。

最初の頃はそれを知らずに冷蔵保存の種を使いましたが、やはり発根せず、失敗。

②食べ終わった種を水に浮かべて重いものが発根し易い

種の中に発根、発芽に適した栄養分が残っているかがポイントとなります。

種は、実を付ける為に種自体の栄養が全て無くなってカラカラになったような軽い種と、ずっしりと重さを感じる種に分かれます。

それを見分けるには、食べた後のアボカドの種を水に浮かべて沈むかがポイントとなります。

私は、食べた種を片っ端から全て試したのですが、やはり軽くてスッカスカな種からは発根しなかったです。

「発根する力の残った」水に沈めた時に沈む、重さのある、大きな種を選ぶ事が成功への第一歩です。

慣れてくると手に持っただけで、発芽するかわかるようになります。

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2,アボカドの種から水耕栽培する4つの手順とポイント

発根し易そうな種を見極めたら、次のポイントは水耕栽培をする際の手順とポイント。

大きく分けて4つあります。

1、アボカドを食べたら出来るだけ早く水耕栽培に移行する

食事の際に残った種を取っておいて、綺麗に洗い小瓶を用意して・・・と簡単には言っても、日々の忙しいご飯時にそこまでのゆとりは中々無いのが本音。

ただ、実が無くなった後の種の次の目標というのは発芽。

なので、出来る限り早く、次の生命に向けての環境を整える事が大切です。

私は種をとりあえず取っておいて、食事後に洗おうと思って置いていたのが翌日になり、洗った後もとりあえずシンクの横に置いてある。

と結局水耕栽培に移行するまでに1週間かかり・・・種はカッピカピに。

そこまでいくと、もう役目を終わったと感じるのでしょう。

発根は非常に難しくなります。(5個中1個だけもの凄く時間をかけて発芽しました。)

食べた直後、直ぐに水耕栽培に移行した種の発根のスピードはだいぶ速く力強い葉っぱが現れます。

すぐに水耕栽培に移行しない場合は、水につけて乾燥させないようにしておきます。

2、種を水でしっかり洗う事

果実には発芽を抑えてしまう作用の成分があるので、種の周りに果実がついている状態だと、発芽の準備を整えられないようで発根しません

そして、果実が少しでも残っていると水耕栽培の際に水がすぐ汚れてきたりで、清潔さを保てないし、根っこの発育にも影響がありますので、種は水で綺麗に洗い流しましょう。

higamaki
私はスポンジでゴシゴシと水洗いをしています。

3、種の上下を間違えずに爪楊枝などで固定させる

アボカドの種を水耕栽培から鉢上げまで上手に進めるポイント

この、色の変わったおへそのような所が下でここから根が生えます

種には上下があります。

へそのような部分があるので、そこが下になります。

種の種類によって見極めにくいのですが、先がとがっている部分が上、重心があり、へそのような部分、色の変わっている部分が下となります。

爪楊枝などで種を固定して、下3分の1を水につけて水耕栽培が始まります。

4,種の上下の皮を少し削いでおくと発根・発芽し易い

アボカドの根っこは折れやすい 土へ植え替えの注意これは、フランスでアボカドを栽培している人は必ずやるステップなのですが、種の固い皮が発根・発芽を邪魔するようです。

私の場合は、アボカドを食す際に包丁の後が縦に種についている事が多く、そこを境目にして皮が割れてくる事が多いので、発根・発芽率が上がるのだと確信しました。

最初から薄く皮をむく事によって、水耕栽培でも腐れにくく、発芽率を高めます。

5、水を替える際は根の負担にならないように

これは面倒臭いのですが、(特に夏は)出来る限り水は毎日取り換えた方が良いです。

アボカド以外にも、ドナセナやポトスなどもよく水耕栽培をするのですが、

水を清潔な状態に保つことで、発根後の根の状態にも関わり、その後の発育にも影響があるように感じます。

でも、ここで注意点が。

毎日水を取り替える事を優先するよりも、根っこに負担を掛けない事の方が優先順位は高いと感じています。

急いで水替えをして根っこを動かし過ぎて、根っこに負担をかけるよりは、3日に1度、1週間に1度でも根っこに刺激を与えすぎない方がその後の成長が上手くいきます。

私は毎日はさすがに大変なので、3日に1度のペースで替えています。

6,水を入れるポットは大きく深い方がベスト

アボカドの種を水耕栽培から鉢上げまで上手に進めるポイント

小さすぎると水が汚れやすく発根が上手くいきません。

種を水につけとけば何でも良いという訳ではなく、成功率を1パーセントでも高めたいのならば、水を入れるポットは大きいというのか、深いものがベスト。

私は家に適当なものがなく、小さい薬の蓋で代用したのですが、狭すぎて発根を邪魔するようで、他との成長率の差が歴然。

これは、根の成長に負担をかけない(その方が土へ植え替えた際のその後の成長が上手くいき易い)という事と、

水が腐れにくく、尚且つ汚れにくく、水替えを毎日やる手間も防ぎます。

higamaki
水の量が少ないと、その分確実に水が汚れやすくなります。

水換えをスムーズに行う為に、そして根っこに負担を掛けない為には、下のような花瓶があるとアボカドの種をわざわざ持ち上げて根っこを折る心配が少なく手間取りません。

これは上下が別々で使えるタイプなので、始めは下の花瓶に爪楊枝を挿して発根を待ち、

少し発根してから花瓶の上部分をはめて育てると、種が安定し負担も軽減される上に、水耕栽培の見た目もお洒落で楽しめるのでお薦めです。

ここからは、この種の生命力や時期、温度などの環境にもよりますが、最短で1か月後~発根が始まります。

アボカドの種を水耕栽培から鉢上げまで上手に進めるポイント

種が真ん中から割れて発芽します

先ずは1か月後~発根が始まり、その2週間~以降に発芽となります。

3か月後にやっとで発根し始める強者もいますので、辛抱強く待ち続けます。

春や秋など、暖かいベストな環境の時期だとやはり発根が早いですね。

食べ終わってすぐに水耕栽培した重みのある種は比較的早く発根し、

一度時間を置き、乾燥してしまったガリガリの種は3か月後に初めて発根し始めました。

これは、アボカドの種類や環境に左右されるので、ここは辛抱強く待ちます。

忘れた頃に皮が裂け始め、発根が始まります。

ここで、非常に細かい事ですが、私の経験上のコツとしてこちら

3,発根と発芽後の置き場所の変えるのも成功率を上げる秘訣

発根の場合は少し暗い場所、発芽後は明るい場所に移動する。

本来根は土の中で育つもの。なので、暗い場所の方が種に負担がかかりにくい気がしています。暗いといっても真っ暗な所というよりは、直射日光に当てない感じです。

反対に、発芽後は光合成が必要となるので、明るい場所に置くと成長が早くなります。

そして、発根して、発芽し、良い感じで育ってきたら、そのまま水耕栽培で楽しむのも良いですが、水耕栽培だといつか限界がきて枯れてしまうようです。

ある程度水耕栽培を楽しんだ後は、植木鉢へ植え替えた方がベター。

その際の失敗し易いポイントや土の選び方などをまとめてみました。

上手くやらないとせっかく手間暇かけて発芽した可愛いアボカドを駄目にしてしまう恐れがありますので注意!!

水耕栽培が終わり、土に植え替える際のポイントはこちらの記事からどうぞ♪

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