新型コロナウイルス 外出禁止令のフランスで私がしている7つの対処法

コロナウイルス渦中の自宅での過ごし方 フランスから見える景色

フランスはどういう経緯を辿り外出禁止に至ったのか。買い物やその他の用事はどうすべき?

外出自粛ってストレス溜まらない?在宅勤務で四六時中家族と一緒だと疲れてしまうんじゃないの?子どもをどう遊ばせば良いの?

フランスと日本は違うけれども、私から見たらほぼ、同じような経緯を辿っているように見えます。

フランスの動きを見る事でこれからの日本の歩み方を考える機会となればと思い、まとめてみました。

私はこの大局面は、自分の人生の価値観とその優先順位をしっかり見極める良い機会だと思っています。

大袈裟と思う方も居ると思いますが、コロナで自分が陽性になって先立つかもしれない。もしくはその逆も然り。

基本に立ち返り、この機会に「生きていく為に本当に必要な物を見極める。」そして「パートナーや家族との関係性を考え直す。」

そうする事で、この局面の立ち回り方が明確になるなと実感しています。

「人事を尽くして天命を待つ。」やる事やって覚悟さえ出来れば後は大切なものを大切にし、日々を楽しむだけです。

日本より先を行くコロナパニック中のフランスより、3人の小さな我が子と自宅待機4週目の私が、実際に気を付けている具体的な7つの対策と、家での過ごし方、そして私が大切にしている心構えをお伝えしたいと思います。

フランスのコロナ対策の経緯

3月7日 コロナ感染者数613名 死者9名

この時点では街中でマスクを見る事は皆無。この時期に、眼科、皮膚科、大学病院と立て続けに受診したのですが、医者も患者も一人としてマスクを着用していませんでした。

ただの風邪でしょ?ただのウイルスでしょ?インフルエンザの方が死者数の方が多いんだから、大丈夫。そういった雰囲気でした。

3月14日 コロナ感染者数4500名 死者91名

必要最低限以外の場所が全て閉まる。レストラン、カフェ、バー、商業施設、図書館や映画館などの文化施設等が締まる事になりました。

空いているのは、病院、食料品を扱うスーパー、薬局、銀行、ガソリンスタンドぐらい。義務教育も無期限休校。

ただ、この演説の後もカフェにひとが殺到し、公園にも人が集まり、まだまだ街中に人が溢れる状況でした。若者はコロナに感染しても軽症だし、大丈夫!と皆他人事でした。

※4月10日現在の日本の感染者数5530名、死者99名 今、この状態と似ているかな。

3月17日 コロナ感染者数6650名。死者175名。必要最低限のお店を閉めても人が出歩くので、外出制限となる。外出許可書を持参していない違反者には罰金。EU圏以外の国と渡航を30日間停止。

4月10日 コロナ感染者数118,785名 死者12,210名

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新型コロナウイルス渦中の私なりの心構え

私は数ヶ月前から体調が思わしくなく、肺辺りに違和感があり圧迫感や息切れを感じています。

ある病気の疑いがあり、検査の為通院していますが、そういう状態の時にこの新型コロナウイルスがここフランスにも到来しました。

これって、コロナ陽性になったら私はもしかしたら、もしかするのかもしれない。

外出禁止令の中、再検査の為に大学病院に行かないといけない。

この時期にわざわざ病院に行く方が怖い。予約をキャンセルしようと電話すると、「今、キャンセルをすると、次回の予約は7月になります。」と。

一旦持ち帰って、2日ばかり考え込む。

どちらの方がリスクが高いのか。を考える。

肺の圧迫感の原因が分からない。ただの思い過ごしかもしれない。

その日はいつもに増して肺が重い。そんな時は少しのネガティブが襲い掛かる。

このまま何も分からずに7月まで無防備でいる事の方がストレスだな。

前に進んだ方が良い。

覚悟を決めて渦中の大学病院へ向かいました。

そっか、医療現場が危機的状況になると、持病を持っている人が通院出来なくなるかもしれない。

今、他の大きな怪我や病気をしても、受け入れ環境が無くなるかもしれない。

そう考えると途端に世界が変わって見えてきます。

基礎疾患がある人、病気と闘っている人・・・この人達はどれだけ不安なんだろう・・・。自分が不安定な立場になって初めて「誰を守らないといけないのか」が解りました。

医療体制が整っていない場所に住む人、家で介護をしている人、介護福祉関係者、医療現場で働く人、その家族の事を想うと胸が締め付けられる。

今は体調が良くなり元気ですが、この経験があったお陰で、多くの事に気が付きました。

いつ何が起きるかわからないので、日々を大切に過ごすべき。

そしてパートナーや子どもに最大限の愛情を持って接する。

この感覚を心に留めて日々を過ごせる事に感謝したい。

「自分が陽性だと考える」事により、今一度、人生の中で自分にとって大事な物は何かを再熟考する。

「自分は感染しない。大丈夫」と思っているのと「自分が陽性だったらと考える」この視点違いだけで見えてくる世界が変わってきます。

優先順位を心に留めると家族に優しくなれるし、物事の判断基準がブレなくなります。

日本ではまだ「新型ウイルスに感染しないようにどう予防するか」とか「自分は絶対感染しない自信があります。」なんて声を聞きますが、感染する心配より、自分が感染させる心配をした方が良いという事です。

「自分が陽性だと考える」を皆が意識するだけで全ての行動が変わると思います。

フランスのルールと私がコロナ対策でしている7つの事

我が地域では病床が足りなく他の県や国外に患者が輸送されている状態。

なので、発症したからといって直ぐには病院へ行けないような環境にあります。

そして、私は検査結果がまだ出ていない状態。なので念には念を押して対策しています。

必要最低限の外出は避ける

これに尽きます。経済の打撃は測りしれません。フランスのような状態まで行ってしまう前に短期間効果的に抑える事で、命も経済も少ない打撃で済むはずです。

一旦医療崩壊が進むとあっという間です。適切な医療を受けられたら回復するはずの命が救えなくなります。

最前線で戦っている医療従事者の為にも、感染のスピードを出来る限り穏やかにもっていかないといけません。

私の住んでいるアパートの上の階にジャックさん夫婦が住んでいます。奥さんは70代後半で、ジャックさんも恐らく80代後半~90代。

いつもはよく廊下で世間話をし、彼らの買い物かごを4階のドアの前まで運ぶのが日常でした。

今回もお手伝いしてあげたいし、代わりに買い出し行きたいぐらいだけれども、私がウイルスを持ち込む恐れがある。

私が下手に手を出す事の方が危険だ。そして我らが頻繁に外出してドアや手すりにウイルスを持ち込む可能性も考慮し、出来る限り外出を控える。

私の行動がこのアパートに住むすべての人に影響する。

健康維持の運動の為の外出は家族単位や個人で人の居ない場所で

とはいえ、健康維持の為に体を動かしたい場合は、私の県の場合は、1人1日一回、1キロ以内の1時間までの運動の為の外出は許可されています。

その場合、グループや団体にならない。友人と一緒にランニングはアウト。あくまでも運動目的で個人(家族単位)である事。

特に、小さな子どもは家の中でずっと過ごすのは本当に大変な事。

私は、8歳、6歳、4歳の子を連れ、外出許可証をポケットに忍ばせながら、家族でしばしのお散歩。太陽を浴びながら人気の少ない湖のほとりを歩く。久しぶりの太陽に暖かさを感じつつ、普段は気にも留めない春の息吹を感じてみたりする。

フランスで新型コロナウイルス対策

「あ~生きてるな~。」子ども達のはしゃぐ声と太陽光と花の香りに、最高の幸せを噛み占める。

食料品の買い出しの頻度を出来る限り減らす事

スーパーほど三密な空間は無い。

近所のスーパーは店内の人口密度を減らす為に店頭で入店制限があり、店内で人と近づかないでも良い工夫がされている。

店内でレジに並ぶ際も間隔を開ける。

人とすれ違う際も、出来る限り間隔を空け、皆で通路を譲り合う。

それでも、不特定多数の人と関わる事になるので、我が家では買い出しは全て旦那にお願いし、出来る限り1度に大量購入し、人混みに行く頻度を下げる。

帰ってきたら速攻で手洗いし、そのまま携帯→お財布やカード→ドアノブ→鍵の順番で除菌しています。

大きなスーパーへ行く場合は、帰ってきたら玄関で服を脱いでそのままお風呂へ直行。

携帯やドアノブ、電気のスイッチ等は除菌を徹底する

外ではもう、元気な陽性者が普段通り生活をしています。

出来る限り家の中に持ち込まない。家に帰宅後はどこも触らず手洗い場へ直行。

その後、アルコールで携帯・ドアノブ・リモコン・電気スイッチ、冷蔵庫の取っ手・鍵等を一連の流れで除菌しています。

スーパーでの購入品のパッケージ等は出来る限り家の中に持ち込まない

出来る限り家の中にウイルスを持ち来まない。買い出し商品のパッケージ等は玄関で直ぐに捨てるようにしています。

多くの元気な陽性者が流通経路で働いているはずなので、例えば、お菓子のパッケージやシリアルの箱、野菜を包むプラスチック袋は捨て、中身を他の容器に移したりし、出来る限り冷蔵庫や家の中のウイルスを減らす。

流通経路で多くの人が同じ個所を触るであろう箇所は、必要があればパッケージをアルコール消毒しています。

家の換気をマメにする

しっかりとした手洗いと同じぐらい換気は必要なもの。

我が家ではマスク買い出しに出かける旦那が外出する時のみ着用しています。家の中をしっかり掃除し、ドアノブや電気スイッチ、携帯、PC,マウス、リモコン等をしっかり消毒しておけば、家の中は手洗いで十分だと思っています。

換気をして家の中のウイルス充満を避けるべし。

抗炎症薬「イブプロフェン」の服用は自らの判断で服用しない

フランスのヴェラン保健大臣が3月14日に、「イブプロフェンを服用すると新型コロナウイルス感染症を悪化させる可能性がある」とツイート。

翌18日にはWHO(世界保健機関)が、新型コロナウイルスが疑われる場合には、イブプロフェンの服用を避けるようにという注意喚起を行いました。

フランス国内ではイブプロフェンは服用しないという風潮はありますが、まだ科学的な根拠は得られていなく調査中となっています。

なんせ「新型」のウイルスなので根拠が出来るまでは自己判断は避けた方が良いと思っています。

外出自粛中、家族とどう向き合うか

何より、長い人生、後にも先にもこんなに家族で長い時間一緒に過ごすなんて事は無いと思います。

長い人生の中で考えるとほんの一瞬です。生き急ぐ必要なんて無い。

自分で選んだパートナーと、自分で作った我が子です。傲慢になると感謝を忘れて不平不満が出てきます。

この大変な時期、大人がどういうスタンスで人生を楽しんでいるか、その背中を子どもに見せる。そういう機会なのかなと感じています。

これから子ども達が巣立って行って、苦境に立たされた時、どういう心持ちで過ごせば良いのか、こういう時こそ見せつけるチャンスかな。と。

テレビでちゃんとマクロン大統領の演説を聞かせ、今がどういう状況下にあるか理解させる。

そして、皆で協力してこの危機を乗り越えないといけない事、こういう時の優先順位などをしっかり伝えます。

その後は、ただただ家族で仲良く過ごす。楽しむ。親が楽しむ。こうなってはしょうがない。ただただ一生懸命に生きる。

外出禁止中なので、子どもが1日に外に出られる時間は1時間のみ。

しかも、今のところ、4日に一度外出するぐらいの頻度になっています。なので基本、家の中で過ごしています。

学校から出された勉強をゆっくり時間をかけて一緒に勉強する機会なんてそう無い。

面倒くさいんですよ、大変なんですよ。でも、これぞ親子のコミュニケーション。長い人生の中で今しか出来ない事もある。

親の勉強のテクニックを伝える。

そして家事に巻き込む。自分が居なくなっても生きていけるように、コツを伝えながら楽しくやる。

後は、ただただ一緒にダラダラする。

もがいてもしょうがない。親も昼からお酒飲んで楽しくなってみたり、朝寝坊してみたり。

普段時間が無くて出来ない事をしてみたり。

私の場合、趣味である断捨離。薬や家電の説明書や保証書など切れているものも多い。子どもの服のサイズ感をチェックしてみたり、おもちゃを見直してみたり。

ビールを飲みながら、小さなバルコニーの床を磨き、数年置きっぱなしにしていた不必要な鉢などを処分し、冬の間に枯れた草木をまとめ、時間をかけて葉っぱのお手入れしてみる。

そして、万が一の為の、自分の個人情報をまとめてみたり。

銀行口座のパスワードや各種契約情報を紙にまとめる。何かあった際に解約出来るように、全ての登録アドレスや契約期間、ID,パスワードをまとめる。

これは数年前から取り掛かっているのですが、最新ヴァージョンに更新しています。

後は、志村けんのドリフのコントを見てみたり、大好きな芸人の漫才やコントを永遠見てみたり。

そして本日、家に電子ピアノが届きました。長女の誕生日プレゼント。以前アマゾンに注文したものが、今でも届くんだと驚いています。

7月が誕生日なのですが、プレゼントの前倒しです。私も弾けるようにと家での置き場所も考えず、大き目のものを購入してみたり。

30年ぶりにピアノで無心になろうかな。

ウイルスは長い年月の中でずっと人間と共存してきたもの。これからも上手く付き合っていかなくてはいけない。

ただ、普段の問題山積みの世界情勢の中で、今回の新型コロナウイルスの時だけ世界規模の情報網になるという、自分事にならないと世界はまとまらないんだなと改めて感じた期間となりました。

子どもと一緒に家事をする意義

コロナウイルスで自宅待機 子どもと一緒に家事をする意義