今回はヘナhenné を使い、1回の工程で白髪をダークブラウンに染める方法を
準備するものと、染める手順、そして、白髪の割合で変わる仕上がりのポイントをメインにお伝えしたいと思います。
最初に確認したい事は、
今回お伝えする染め方はヘナで染めた後にインディゴで染める2工程パターンでは無くて、
ヘナとインディゴが最初から混ざった商品を使う1回の工程での染め方となります。
私からのポイントは、ズバリ
- 準備するもの
- ヘナで染める手順
- 白髪の割合で仕上がりの色味が決まる
1.ヘナを染める際に準備するもの
今回は私のいつも使っているKhadiヘナchâtain foncéでご紹介したいと思います。
他のブランドのヘナも色々と試しましたが、基本的に準備するのはこの画像の内容で大丈夫だと思います。
箱の中身はヘナと、説明書、シャワーキャップと使い捨て手袋。
私が個人的に用意するのは
先ずは1のボウル。これは大きい方が良い。
私はキッチンで要らなくなったプラスチックのボウルを使っていますが、この大きさだとヘナを混ぜる際にヘナの粉がこぼれます(笑)
一回り大きめの方が圧倒的に使いやすい。
2、刷毛は、街にあるヘアケア専門店などで購入出来ます。
無くても大丈夫ですが、どちらかと言うと、毛とは反対側の細いとがった部分があると分け目などを小分けする際に非常に便利。
ヘナを塗布している最中は髪がゴワゴワしているので、指で小分けにするのが大変。刷毛があると細かい所までまんべんなく塗布するのに役立ちます。
3の使い捨て手袋ですが、元々同封されているものはサイズが大きく手首部分が広いタイプなので、塗りにくいし、塗るときに外れてきます。
なので、自分のサイズの薄い手袋(手首の開きが狭いタイプ)があると便利です。
4のラップですが、シャワーキャップでも良いのですが、ヘナは乾燥させないで温める方がベター。
なので、ラップでピッチリ巻いた方がしっかり染まります。そして、洋服やうなじを汚す確率が減ります。
5、ケープ。これもヘアケア専門店に売っていますが、これがあると洋服やバスルームを汚す事など気にせずヘナに集中出来ます。
小さい事ですが、これらのセルフカラーをする為の便利な道具を準備するだけで、効率が上がり「セルフカラー」自体が面倒ではなくなります。
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2、ヘナで白髪を染める簡単5つの手順
ヘナのブランドにより手順が異なる事もありますが、今回は私のいつも使っているKhadiヘナchâtain foncéのやり方を説明します。
手順は簡単5つのステップ♪
- シャンプーをする(髪が濡れている状態で塗布します)
- ヘナをお湯(45℃~55℃)でとき、マヨネーズぐらいの硬さにする。
- 塗り終わったらラップで巻き、2時間ほど放置。
- お湯でしっかり流す(シャンプーやコンディショナーはしない)
- 出来れば24時間後にシャンプーをして終了
以上!
それでは少し詳しく見ていきましょう。
①染める前にシャンプーをする。
髪や毛穴に汚れがある状態だとヘナがしっかりと染まりません。
出来れば肌に優しいシャンプーがベスト!そして大事なポイント。コンディショナー等は使いません。
シリコンや余計な化学合成物で髪がコーティングされると上手く染まりません。
シャンプーだけをし、軽くタオルドライして、髪が濡れている状態でヘナを塗布します。
②ヘナをお湯(45℃~55℃)でとき、マヨネーズぐらいの硬さにする。
この場合水は何グラムときっちり測らなくてもOK! 少しずつお湯を足してき、自分の好みの固さを作る。水っぽいと固すぎると塗りにくい。マヨネーズ状がベスト!
Khadiヘナの場合は溶くお湯の温度もポイント。40℃~50℃ぐらいの体温より暖かい、少し熱いぐらいの温度で混ぜ合わせます。
私は最初の内は固めに溶き、塗りながら水を足していき、自分のベストな柔らかさまで辿り着きました。
③塗り終わったらラップで巻き、2時間ほど放置
箱にはシャワーキャップが付いていますが、ラップで巻いた方が良いです。
理由は、塗布後にヘナが乾燥すると染まりが悪くなるので、出来る限り空気と触れないようにラップでピッタリと巻いた方がベスト!
首筋に液だれするのも防ぎます。その上からタオル等で更に巻くと尚良いです。ヨーロッパの方はニット帽をかぶる人も多いです。
ヘナをすると頭が冷えるのと、温かい状態の方が染まりが良くなります。
家事をしていても違和感無しで洋服も汚れません。
長時間置く場合は、念の為首元にタオルを巻いていた方がベター。
④お湯でしっかり洗い流す
その日はシャンプーもコンディショナーも厳禁です!
ドライヤーをして乾かし、そのまま寝ます。
ドライヤーで乾かす際の温度もあまり高温過ぎないほう方が仕上がりの色味を完璧にさせます。
⑤24時間後にシャンプーをして終了
ヘナ後のシャンプーは24時間~36時間後が良いとされています。
ヘナは直ぐに色が入りますが、インディゴ等のハーブは水洗後、空気酸化によって色が徐々に入っていきます。
<シャンプーをしない状態が長く続くほどダークカラーがしっかり色が入るし、コンディショナー効果も高まるので、最低1日は置いてシャンプーをした方が経験上仕上がりが良いです。
因みに、シャンプー前の水洗いだけでも、髪はサラサラになるのでお出掛けも可能です。
ただ、近距離になるとヘナの香りがする事だけは難点。
そこで私は、日曜日に何も予定がない前日の土曜日の夕方に染めています。
夕飯を作る前にヘナを塗布し、タオルを巻いたまま夕飯を作り、食べ、子どもを寝かしつけるともはや2時間はあっという間。
2時間以上おいても尚良し。
近所のママ友のインド・スリランカの人々はそのまま一晩ヘナをつけた状態で寝るそうです。
その方がコンディショナー効果が抜群に効くそうです。頭皮に良いので2時間以上そのままでも全く問題なし。
そして、ここからはその近所のママ友達情報もよくやる美容情報。(説明書にも書いていますが)
シャンプーの30分前ぐらいにオイルで頭皮をマッサージする。
どのオイルでも良いとされていますが、近所のママ達はココナッツオイルを使っています。
これをやる事で色味が髪により定着します。
あとは、ヘナは油分を奪うのでオイルマッサージをすることで洗いあがりも最初からしっとりします。
よく、ヘナを洗い流している最中はキシむという声を聞きますが、私も最初はきしむな~と思っていましたが、このオイルマッサージをすると格段に指触りが変わり艶やかになります。
まあ、でも面倒臭いので、オイルマッサージは3回に1度ぐらいしかしていません(笑)
因みに、動画でヘナの塗り方を説明しているこのサイト。塗り方が分かり易いです。
3、白髪の割合でヘナカラーの色味が決まる
私の経験上、「白髪の割合」これはとても重要なポイントです。
明るく染めても全体が黒いのでナチュラルに見えます。
白髪のみが明るいブラウンに染まるので少しメッシュのかかったようなそんな色合いで黒髪に馴染みます。
白髪である事をうまく利用出来ます。
ダークブラウンや黒などの濃いカラーが綺麗に仕上がります。
私の場合は頭頂部やおでこの生え際が少し目立つけれども、後頭部にはほとんど白髪が無いようなこのような状態です。まだ白髪の割合は少ない。
これだと白髪がブラウンに染まっても、全体的にダークなので馴染みやすい。
私が最近使っているのは Khadiヘナchâtain foncéという濃いブラウン系で、他にもオーガニックKhadiヘナnoisette naturelやKhadiヘナNatural Ash Brown 等がブラウン系の種類があります。
Afterの画像は色味が分かりやすいように太陽光が当たっている状態で撮りました。
ヘナは化学染料とは違い根本までしっかり付ける事が出来るので、根本もしっかりと染まります♪
私の過去の失敗談から学んだ、上手く染めるポイントも見てみて下さい。
あとは、「品質の良いヘナを選ぶ」これに尽きます。
日本だと、色々とヘナを勉強してきた私が信頼出来るなと感じている会社の商品はこの2つ。
この2つのサイトで色々勉強しました。まだ使っていないものの、日本に帰国の際は試したいと考えている信頼出来る会社。
無添加ヘナ専門店 ピアオンライン
ヘナ・インド ラジャスタン州から直輸入し、自社工場・オリジナルブレンド製法で作られる、化学成分を完全排除した無添加ヘナ。
インド最上級グレードのヘナ葉「カティスラ」を使用しているこちらのブランドも信頼出来ます。
HP上で、品質試験の証明書もしっかりと公開していて、偽装のケミカルヘナについての情報など、色々と勉強になります。
この2つのサイトは嘘偽りのないヘナの情報が掲載されているので、こちらを読んだ上で本物の安心安全はヘナの情報を知った上で、自分に合ったヘナを探す事を強くお薦めします。