フランスでヘナを使う 自然な茶色に染める事は可能か?ヘナの種類と違い

インドのナチュラルヘナ フランスで白髪染め

最近私がハマっているヘナでのセルフカラーでの白髪染め。最初は不安や情報不足で戸惑っていましたが、ヘナ先進国の近所のインド、スリランカの友人達に色々と教えてもらい、試行錯誤しながら現在に至っています。私が以前に不安に思っていた事、そして調べた事、ヘナ歴1年の実際の体験を元に基本的なヘナ情報と私なりの感想をお伝えしたいと思います。

因みに私は38歳で、前髪の生え際や、襟足の根本にチラホラ白髪が目立っている状態です。元の髪の色は濃い目の栗色です。で、結論は茶色にも染める事が出来ます。私の髪質ではこうなったという一つの体験談として聞いて下さい。

  1. ヘナとは何?様々な種類のヘナがあるようだけど、見分け方は?
  2. ヘナが髪を染める仕組みは? 肌も染める?爪も染まる?
  3. 赤く染まるんじゃないの?もしくは真っ黒に染まるの?茶色や自然な黒髪は可能?
  4. ヘナカラーと合成のヘアカラー(化学染料)の徹底的な違いは?

1、ヘナって一体何?色々なヘナの種類があるようだけど、見分け方とは?

ヘナは、インドや中近東に自生する、ミソハギ科シコウカという植物を乾燥させ粉末にしたもので、インドの女性が額につける赤い印(ビンディ)にも、ヘナが使われているそうです。また、アーユルヴェーダでは、“薬草”としての長い歴史もあるそうです。

インド出身の友人によると、ヘナは小さい時から冠婚葬祭で使用する身近な存在で、特に10代になると、皆ヘナを使って髪を美しく保つようです。単に白髪染めというわけではなく、どちらかというと、「頭皮や髪の状態を良くするもの」として捉えられているので、小さな子どもも使うようです。

どちらかというと、防腐や殺菌という特性を使った伝統療法や、髪や地肌のメンテナンスでヘナを施すことがメインで、白髪染めはその副産物といった雰囲気すらある様です。

ヘナを使うと髪にコシや艶が出るので、普段のヘアケアとしてトリートメント感覚で日常的に使っているようです。

気になるヘナの種類

基本的に、ヘナ単体では白髪はオレンジ色に、黒髪は赤色っぽく染まります。そして、そのヘナの種類というのは大きく3つ。

ナチュラルヘナとはヘナ100%の天然もの。濃い抹茶色をしていて、香りも抹茶のような、なんだかおばあちゃんの家のようなリラックスするような香りがします。このナチュラルヘナだと自然の植物なので、発色が安定しないようです。産地や収穫時期の違いや髪質等のこちら側の理由によって発色が異なってきます。

ケミカルヘナと呼ばれるものは、ナチュラルヘナに化学成分が配合されていて、効能が安定していて発色が良いものが多い。

そして、複雑になるのは、その他に巷には様々なヘナと呼ばれているけど、黒色や茶色に染まるものがあって、オレンジ色以外に染まる場合は、他の染料(ハーブや合成染料)が必ず混ざっています。これを表すと、以下になります。

ヘナ+染料(インディゴや化学染料)→茶色、黒色、様々なニュアンスカラーが可能。しかし、染料やハーブの内容はピンキリなので、しっかり成分をみて、目的に沿っての選択が必要。

因みに、この画像のBanjara’sのナチュラルヘナは①のナチュラルヘナに属するかな?で、その友人のおススメという事で分けてもらいました。

2、ヘナが髪を染める仕組み

ヘナの葉には、ローソニアという赤色酵素色素が含まれていて、このローソニアが髪の毛のタンパク質(ケラチン)に結合して絡みつく事で染まるようです。草木染めと同じ方法で、元の髪色に重なるように染まる仕組みだそうです。

で、ヘナタトゥーのように皮膚や爪も染めます。私は経験上、白髪染めでは皮膚は染まりませんでしたが、爪は染まってしまった過去があります(笑)

で、嬉しいのが、単に白髪を染めるという役割に留まらないという所です。

ヘナの色素であるローソニアが髪のタンパク質を補修する効果により、ダメージを補修し、髪内部の保水力を高める作用があります。髪本来の健康な状態に戻してくれるという表現の方がいいのかな。また頭皮にやさしく作用し、毛穴を掃除する効果もあるようです。

なので、ヘナを続けていると、なんだか「髪が強くなった」という表現をしたくなるような、髪にコシが出てきます

3、赤く染まるんじゃないの?もしくは真っ黒に染まるの?

これこれ、これが私が一番心配していた事なんですよね。

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インドやスリランカの方々の髪の毛は艶やかだけど、なんだか赤いか真っ黒や~ん! 自然な栗色には染まらないの~??

で、結論から言うと、

結論
ヘナ単体だと白髪はオレンジ色に染まる。黒髪は赤っぽく染まる。で、インディゴ等の他の染料を混ぜると、茶色~真っ黒など色を調整が可能

私はこれまでに以下の染め方をした経験があります。

  1. ナチュラルヘナで染める
  2. ナチュラルヘナで赤に染めて、その上から「ヘナ+染料剤」で染める
  3. ヘナ+その他の染料(インディゴ等)(Garnier、Khadi)

①のナチュラルヘナで染める これはこのインドの友人からもらった画像のナチュラルヘナで染めた時もそうですが、思ったより全体が赤茶色、赤栗色になりました。

白髪はその時はまだ目立たない量だったので、その白髪部分は赤色で、その他の黒髪部分はほんのり赤栗色に染まり、白髪だった部分がメッシュっぽくなりましたが、自然な感じでした。※私は地毛が濃い栗色なのですが、生え際産毛辺りは色素が薄く栗色明るいなので、その部分は本来の地毛よりもかなり赤みが強く染まりました。

ヘナのみで染めた時の詳細はまた後日報告します(インドの友人からの様々なアドバイス有り)

②ナチュラルヘナで赤に染めて、その後上から「ヘナ+インディゴ」で染める 

これは、工程を2回に分ける方法です。まずヘナで赤色に染めて水洗後、インディゴの入った茶色にする塗料を塗布する方法。

ヘナのみだと白髪はオレンジ色、私の場合は深い赤色にしか染まりませんが、その上から藍色の色素をもつインディゴなどを塗布すると、2種類の色素が重なり、濃いブラウンに染まるようになります。ただ、工程が長い。でも、今のところ、この方法が一番私の好みに仕上がります。

③ヘナ+インディゴ等染料  元々ヘナもインディゴも混ざった状態で粉状になっているので、工程は一度で済みます。

染めて直ぐは若干染まりが悪い感じがしますが、インディゴは空気酸化によって色が入ってくるので、24時間後ぐらいから徐々に目標の色味に近づきます。香りもいい感じ。これは温度や時間をうまく調整する事で色々とカラーバリエーションが作れると思いました。ただ、私の髪質だと3週間目辺りから、染めた白髪部分の色味が徐々に薄くなってきて、うっすら白髪だとわかるようになります。でも、特に染めた週の色合いはヘアカラーで茶色にしたような、メッシュ感もあり、自然です。 過去の記事Khadi

最初からヘナとインディゴが混ざっている商品は、1回で済むのですが、ヘナは弱酸性インディゴはアルカリ性と、性質が違うので、ひとつずつ工程を踏む方が色がしっかり入るかなといった印象です。上記②のヘナを塗布して水洗後にヘナ+染料の方が、仕上がりの色が濃い気がします。今、色々と検証中です。

4、ヘナカラーと合成のヘアカラー(化学染料)の徹底的な違いは?

一番の違いは、その色を入れる方法の違い。そして仕上がりの色味が全く違います。

化学染料合成の一般的なヘアカラーは、科学変化によって染料を内部に定着させる方法。よって、健康な黒髪を一度ブリーチしたり、タンパク質の結合力を弱めたり、色素を薄くしたりして、黒髪と白髪を均一の同じカラーに染める

これは好みのカラーに染める事を目的としているので、好みの色でバッチリ染まる。

一方ヘナカラーだと、白髪はある程度の赤味がメッシュ状に入り、健康な黒髪には、その地毛の色の上から色味が重なるという染まり方。仕上がりの色味は確実に制限されます。

あと、もう一つの相違点といえば、合成のヘアカラーは、しっかり染まるが故に、新しく生えてきた白髪との境目が分かりやすいのに対し、

ヘナカラーは3週間〜1ヶ月ほどで、全体的に色が落ちてくるので、生えてきた白髪が目立ち難い。それがかなりナチュラルなので、私は気に入っています。

最後に、合成カラーはヘアカラーを目的として、人間が作ったものに対して、ヘナは自然の植物。そのヘナの染色の恩恵を受けたいのであれば、自分がヘナの染まりが良くなるように近づいていかないといけません。

シャンプーをより自然なものに変えた方が結果が出やすい。そして通常のカラーやパーマをした髪はヘナの効果が出にくい。私はヘナを使う事で生活がよりナチュラルに近づいていきました。

ヘナは「白髪を染める」という表現より、「白髪を目立たなくする」という表現の方が良いかもしれません。

「生まれ持った状態をよりベストな状態にする」事を美の目標にすると、ヘナは最高のパートナーになるかもしれません。